第59話
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の事だぜ――――――」
警備の軍人達の強さを感じ取ったフェリに苦笑しながら指摘したリゼットの説明を聞いたアーロンは真剣な表情で軍人達を見つめ、ヴァンがアニエス達に更なる説明をしたその時建物からセレーネが現れ、セレーネが現れると軍人達はセレーネに敬礼した。
「あの女性は一体…………軍人の方達がわざわざ敬礼までしていますけど…………」
「ヒュウ♪相当な上玉じゃねぇか。あんな上玉、俺様でも滅多にお目にかかった事はねぇぜ。」
(あの女性は確かかの”大英雄”の…………)
「ハアッ!?おいおい、あのお嬢さんがこのバーゼルにいるってことはまさかとは思うが…………!」
「ヴァンさん…………?」
軍人達に敬礼されているセレーネが気になったフェリは不思議そうな表情を浮かべ、セレーネの容姿や豊満な身体つきを目にしたアーロンは思わず口笛を吹き、セレーネに見覚えがあるリゼットは目を丸くし、思わず驚きの声を上げて身体をのけ反らせた後表情を引き攣らせて呟いたヴァンが気になったアニエスが首を傾げたその時
「あら…………?」
ヴァン達に気づいたセレーネがヴァン達に近づいてきた。
「フフ、お久しぶりですわね、ヴァンさん。まさかこのバーゼルでお会いできるとは思いませんでしたわ。」
「ああ、例の”親睦会”以来だから大体3年ぶりくらいになるか。――――――つーか、その言葉そっくりお返しするぜ。お嬢さんがこのバーゼルにいた事自体が俺達にとって青天の霹靂過ぎる出来事なんだがな。」
セレーネに挨拶されたヴァンは苦笑しながら答え
「え…………そちらの女性はヴァンさんのお知り合いなのですか?」
顔見知り同士の様子で話す二人が気になったアニエスは驚いた後ヴァンに訊ねた。
「ああ、3年前”依頼”の関係で知り合ってな。ちなみにそのお嬢さんはメンフィル帝国の”御貴族様”だから、言葉遣いとかには気をつけろよ?」
「ヴァンさん…………わたくしがそのような些細な事は気にしないとわかっていて、わざと言っていませんか?――――――初めまして。セレーネ・L・アルフヘイムと申します。ヴァンさんの紹介にあったようにわたくしは確かに”貴族”ではありますが、言葉遣い等と言った些細な事は気にしていませんので、皆さんのいつも通りの調子で接して頂ければ幸いですわ。」
冗談交じりなのか口元に笑みを浮かべてアニエス達に忠告するヴァンの様子に疲れた表情で呟いたセレーネはアニエス達に自己紹介をした。
「寛大なお気遣いありがとうございます。ヴァンさんの助手の一人を務めているアニエス・クローデルです。」
「同じくフェリーダ・アルファイドです。」
「MKからの現地出向SCとしてヴァン様達の所で務めているリゼット・トワイ
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