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ハッピークローバー
第百五十一話 お気に召すままその六

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「あの人は確かにね」
「大嘘吐きでね」
「悪いことばかりしてね」
「恫喝も多いしね」
「最低よね」
「あの元大統領みたいな」 
 そこまでのというのだ。
「最低の外道でもね」
「偉大だって言うの」
「僕達でもおかしいってわかる人をね」
「おかしいってわからなくて」
「そう言う様なアホがね」
 それこそというのだ。
「教祖になっていたけれどね」
「何を書いてるかわからない時は」
「その実はね」
「そんなアホだったのね」
「そうだよ、だから簡単でわかりやすい」
「それこそが正しいのね」
「難しいことを言って書いていても」
 そうであってもというのだ。
「全くね」
「偉くも凄くもないわね」
「それどころかね」
「そんなアホね」
「思想家といってもね、というか変な哲学書や思想書は」
 そうした愚劣極まる輩が書く様なというのだ。
「読むだけ無駄で漫画や小説やアニメでもね」
「読んだり観たりするだけで無駄ね」
「そうだと思うよ、シャークスピアはわかりやすいしね」
「しかも観てると面白いのよね」
 留奈は伊東にこのことを話した。
「物凄く」
「そうそう、素敵なファンタジーや恋愛ものだよね」
「コメディーでもね」
「面白いんだよ、シェークスピア」
 その為娯楽小説としても読める、そのうえで大きな教訓をわかりやすく理解出来るのである。これ程いいことはないであろう。
「実際ね」
「そうよね」
「まあ原語だとね」
 伊東は以前の上演のことをあらためてそれも苦笑いで話した。
「今の言葉と違うから」
「わかりにくいわね」
「英語圏の子達でもね」
「そうだったわね」
「そうだけれど」
 それでもというのだ。
「普通に上演したら」
「わかりやすいわね」
「こだわった先輩も反省されたし」
「原語でやることに」
「実際文章読魔まれた時点で後悔されたらしいよ」
「やるって決めてから」
「英会話部でもね」 
 まさに英語を学ぶ部活でもというのだ。
「今の英語と違うから」
「古典だから」
「日本の古典よりは楽らしいけれどね」
「読んだりお話することに」
「日本語ってかなり独特だから」
 世界の言語の中でもだ。
「それでね」
「古典もなのね」
「文章も単語も独特だから」
「他の国の古典より難しいのね」
「そうみたいだよ」
 これがというのだ。
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