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八条学園騒動記
第七百七十八話 大地主でもその五

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「韓国人は入るのよ」
「お風呂に」
「逆に日本人がしなくて」
「連合で評判じゃないなら」
「関心持たなくて」
 そうであってというのだ。
「一切ね」
「しないのね」
「そうしたお国柄なのよ」
 韓国はというのだ。
「ある凄くわかりやすいわ」
「わかりやすいの」
「ええ、それが千年以上だからね」
 日本の三十六年の統治が終わり韓国という国が成立してからだ、この時代でもうそれだけの歳月が経っているのだ。
「ある意味凄いけれど」
「韓国はお風呂も日本が基準ね」
「あそこ温泉が大好きで」
 そうであってというのだ。
「スーパー銭湯も沢山あって露天風呂もね」
「スーパー銭湯にあるのね」
「もう付きものだけれど」
 そうなっているがというのだ。
「そうなったのもね」
「日本がそうだから」
「何でも昔はね」
 韓国はというのだ。
「入浴の習慣なかったのよ」
「そうなの」
「今よりはね」
「そうだったのね」
「洪童が言うにはね」 
 韓国人の彼がというのだ。
「日本人みたいにはね」
「入らなかったのね」
「日本って江戸時代に銭湯あったでしょ」
「あったわ」
 彰子はその通りだと答えた。
「昔はお風呂屋さんは蒸し風呂で」
「お湯だと湯屋だったわね」
「そうだったのよ、それが江戸時代にね」
 この時代においても日本に影響を与え続けている時代である、長い平和が続き大衆文化が花開いた時代である。
「お湯のお風呂屋さんが主流になったのよ」
「そうよね」
「田舎だとまずお家にお風呂があったわ」
 村ではというのだ。
「五右衛門風呂がね」
「薪で下から沸かすのよね」
 アロアは五右衛門風呂と聞いてこう言った。
「それで板を踏んで入るのよね」
「そうなのよ」
「この前本で読んだらそんなお風呂あったって聞いたわ」
「流石に今はないけれどね」
「薪自体使わないしね」
「電気でね」
 このエネルギーでというのだ。
「沸かすからね」
「そうよね」
「だからないけれど」
「その頃は田舎のお風呂はそうだったのね」
「家のお風呂でね」
 そうであってというのだ。
「薪で沸かしていたのよ」
「下から」
「それで入っていたの、日本は昔からね」
「お風呂に入っていたわね」
「そうだったわ」
 このことは事実だったというのだ。
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