第三百七十二話 自信のないジェネラルその十一
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「そうした人です」
「そうですか、そうした人はまさに石のままです」
「宝石にはならないですね」
「絶対に。ですがアマード様は」
翻って彼はというのだ。
「必ずです」
「宝石になれますか」
「既に宝石だと思います」
署長は微笑んで話した。
「ですからこれからも」
「努力していき」
「より素晴らしくなって下さい」
「輝くを増していくことですね」
「そうです」
まさにというのだ。
「そうされて下さい」
「それでは」
「それでブラジリア周辺の街や村からアマード様の勢力に加わりたいと申し出てきていますが」
「受け入れるかどうか」
「はい、どうされますか」
「僕なんかを慕ってくれるなら」
アマードは考えてから答えた、やはり自信はないがそれでもこんな自分を慕ってくれるのならと思って言うのだった。
「それなら」
「受け入れられますか」
「はい」
そうするというのだ。
「そうさせてもらいます」
「それでは」
「はい、ブラジリアだけでなく」
自分達の街に限らずというのだ。
「周辺の街や村もです」
「勢力に加えられて」
「そしてです」
そのえうでというのだ。
「さらにです」
「勢力を拡大されますね」
「これからは」
まさにというのだ。
「そうします」
「それでは」
「そしてそうした街や村もです」
「ブラジリアの様にですね」
「平和で豊かにしていきます」
こう言うのだった。
「これからは」
「そうですか」
「これからどうなるかわかりませんが」
「まずはですね」
「ブラジリアとその周りをです」
「勢力とされ」
「治めていきます」
そうするというのだった。
「これからは」
「そうですか、では」
「受け入れていきます」
こう言ってだった。
アマードはブラジリア周辺の街や村が自分達の勢力に入りたいと言うと受け入れて治めていった。そうしてだった。
勢力も拡大させていった、その中でだった。
「サンパウロのアレンカールさんがですか」
「はい、お会いしたいとです」
「使者を送られてきました」
署長と警官が食事中の彼に報告した。
「是非にお会いしたいとです」
「申し出ていますが」
「使者の方はお食事は」
食べたかというのだ。
「どうなのでしょうか」
「はい、既にです」
「召し上がられたそうです」
「お弁当を持っていて」
「食べたそうです」
「そうですか、では僕も急いで」
ソーセージを食べつつ言った。
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