第十一幕その六
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「今は貴方と踊って」
「次は樵君とだね」
「踊るわ」
笑顔で言ってでした。
実際にかかしの後は樵、そして臆病ライオンと踊りました。そうして魔法使いとも踊りましたがその後で、です。
魔法使いは休憩をしている時に笑顔で言いました。
「もう結構な年齢だから」
「それでだね」
「踊れないと思っていたら」
一緒にいるトトに着席して言いました。
「それがね」
「違うんだね」
「オズの国に来たら」
そうしたらというのです。
「とてもね」
「踊れるね」
「若い頃みたいに」
「そうなんだね」
「顔と身体はこのままだがね」
見れば皺の目立つお顔です、人懐っこく陽気な感じです。
「しかしね」
「それでもだね」
「そう、身体の動きはね」
これはというのです。
「若い頃みたいにだよ」
「快適に動けるんだね」
「そう、だからダンスもね」
こちらもというのです。
「軽快にリズミカルにね」
「出来るね」
「そうなんだ」
こうトトにお話しました。
「嬉しいことにね」
「本当に嬉しいよね」
「凄くね」
実際にというのです。
「そうだよ」
「それは何よりだね」
「うん、だから今は休んでいるけれど」
それでもというのです。
「すぐにね」
「また踊るね」
「そうするよ」
「そうなんだね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「今日のダンスを満喫するよ」
「気持ちよく汗をかくんだね」
「ダンスもまたスポーツだからね」
「そうだね、それじゃあ僕もね」
「踊るね」
「僕は僕でね」
トトも笑顔で言いました、そうして皆の中に入って一緒に踊るのでした。そこに魔法使いも復帰しました。
皆で楽しく踊ります、その後はお風呂に入って身体を奇麗にして着替えもしてです。
夕食を食べました、その後は眠ることが必要な人はぐっすりと寝ました、そして朝起きるとすぐにです。
オズマは朝食前に皆に来月の王宮のパーティーに招待する人達のお話をしました、どういった人達を招待するかです。
「さて、どういった人達にしようかしら」
「それが問題ね」
ドロシーがすぐに応えました。
「来月には王宮に沢山の人達が戻っているけれど」
「そこにさらによ」
「招待する人達ね」
「どうしようかしら」
「そうね、来られる人ならね」
それならと言うドロシーでした。
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