第十一幕その三
[8]前話 [2]次話
「それだけでね」
「幸せですね」
「食べてそうなれますね」
「見ても心が弾みますし」
「いいですよね、お菓子って」
「あるだけで」
「ええ、お菓子は人を幸せにしてくれるの」
まさにというのです。
「その存在だけでね」
「全くですね」
「その通りですね」
「それではですね」
「今はですね」
「皆で食べますね」
「そうしましょう、しかし」
こうも言ったオズマでした。
「私今ケーキを食べているけれど」
「ロシアのケーキですね」
「クッキーみたいなね」
ナターシャに応えて言いました。
「こちらのケーキもね」
「美味しいですね」
「ええ、だからね」
それでというのです。
「楽しんで食べているわ」
「そうですね」
「あと紅茶の飲み方だけれど」
飲みものはホットミルクから紅茶になっています、ジャムを舐めながらそのうえで楽しく飲んでいます。
「こうしてジャムを舐めながら」
「紅茶にはお砂糖をです」
「たっぷり入れるわね」
「そうしてです」
「飲むわね」
「それがロシアの飲み方です」
そうだというのです。
「紅茶の」
「ロシア式ね」
「兎に角です」
ナターシャはさらに言いました。
「紅茶は甘くします」
「お砂糖をたっぷり入れて」
「ロシアは寒いので」
そうしたお国だからだというのです。
「カロリーが必要ですから」
「お砂糖で摂るのね」
「はい」
そうだというのです。
「そうしますので」
「お砂糖を物凄く入れて」
「徹底的に甘くして」
そうしてというのです。
「飲んでいます」
「そうしているわね」
「それでオズの国でも」
「ロシアの飲み方だとね」
「そうなりますね」
「ええ、オズの国はいつも暖かくてね」
オズマはナターシャに微笑んで答えました。
「快適でね」
「カロリーもそれ程必要じゃないですね」
「かといって摂り過ぎてもね」
「何ともないですね」
「太ることはないわ」
カロリーを摂り過ぎてもというのです。
「別にね」
「そうですね」
「そう、けれどね」
それでもというのです。
「飲み方はね」
「そのままですね」
「こうしてね」
ロシア風のケーキ以外のロシアのお菓子を食べてです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ