第三十九話 首里城にてその十六
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「そうしてな」
「大人気になれますね」
「ただアイドルになってもな」
「どうもですね」
「声優さんになった方がな」
人間の姿になった時のグリッタはというのだ。
「凄くなれそうだな」
「僕もそう思います」
クレオンもまさにと応えた。
「あの人はそうですね」
「そうだよな」
「そして声優さんになったら」
「トップ声優になってな」
「レジェンド中のレジェンドにもですね」
「なれるな」
「そうですね」
「だからな」
それでというのだ。
「琉装をな」
「買いますね」
「是非な、小柄で可愛いからな」
人間の姿の時のグリッタはというのだ。
「本当にな」
「似合いますね」
「今から楽しみだぜ」
ゼットはカツ丼の丼を持って箸で食べつつ話した。
「グリッタ嬢が琉装を着る時がな」
「僕も買いますね」
クレオンは自分もと言った。
「この姿で」
「ああ、お前さんも似合うな」
ゼットはまさにと返した。
「確かにな」
「そうですよね」
「だからな」
それでというのだ。
「買いたいなら買えよ」
「そうさせてもらいます」
「それとな」
さらに言うのだった。
「沖縄っていっても広いよな」
「沢山の島がありますね」
「だからな」
それでというのだ。
「それぞれの島を巡るのもな」
「面白いですね」
「そうだよな」
「じゃあ巡っていきますか」
クレオンはそれならと応えた。
「そうしますか」
「いいな、それも」
「そうですよね」
そうしたことを話してだった。
クレオン達も休憩の時を楽しんでいた、そうしつつ訓練にも励むが首里城の原寸大のイミテーションの中でだった。
カオスは唸ってだ、こう言った。
「見れば見る程同じだな」
「本物の首里城とな」
ヤーブンも言った、今は全員本来の姿である。
「忠実に再現されているな」
「全くだ、これなら訓練もしやすい」
カオスはまた言った。
「実にな」
「ただ篭城戦を訓練するんじゃなくてな」
「攻める方にも回ってな」
「訓練しているけれどな」
「これが実にいい」
ヤーブンに満足している様な口調で話した。
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