暁 〜小説投稿サイト〜
『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
紆余曲折あって、あたしは討伐隊に入る
[9/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
というのもあるがあのイリヤちゃんと美遊ちゃんの元マスター、尾頭さんと共に訪れたあの配信者、通称『テイマー』の事も原因にはなっている。
まぁともかく、配信者や動画投稿者に関してあたしは悪い印象しかない。

「まぁ安心しろよ。少なくとも、CH-Zやお前が昔会ったテイマーみたいなことはしねぇから。」

そう不安になっていると、賢士が肩を叩く。

「こいつらの動画、後で見てみ。ちゃんとしてるしやってる事は心霊スポットの研究と除霊だぜ。」
「研究と除霊…?」

まぁ彼らの動画は後で拝見しておくとする。
そうしてあたしが未だに疑わしい視線を向けていると、彼らグループを押しのけて1人のサーヴァントがあたしの前にやってきた。

「マスター 安心 心配 不要。」
「えっ」

見た目は女性。
チャイナ服みたいな衣装に身を包んだ彼女のことは知っている。

「ああ、この子は??。俺じゃなくて小倉のサーヴァントなんです。」
「小倉…?」

そうすると御子柴の隣にいた若干背の低い男性が小さく手を挙げた。

「動画編集は俺。除霊関連は土御門。。そして最終兵器の??。おまけの小倉の四人でやらせてもらってます。」
「おい!!おまけってなんだよ!!」

おまけと言われすかさずツッコミを入れる小倉。
??の『最終兵器』という役割も気になるけど、とりあえずこいつらは信頼はしていいのかもしれない。


「まぁ、こんなもんだ。」

と、メンバーの自己紹介が一通り終わり、賢士が締めくくる。
この集まりで、あの二人の計画を阻止するということらしい

「三笠とかオーシャン・ビヨンドとか、近辺のデカい組織に頼み込んでもみたがあっちはあっちで財団絡みで下手に動けない。」
「まぁ…そうだよね。」

三笠防衛戦以降、様々な組織は打倒葛城財団を掲げ同盟を組んだ。

下手に戦力を分散させてしまえば、あちらは隙をついて攻め込んでくる可能性だってある。

だからどこも人員を割けない。
その為か探偵さんや大和さんはそんな彼らに変わって同盟を増やすため、遠方に赴いている。

つまり、援軍は期待できない。
賢士の顔の広さで集めたこの限られた人達で、やるしかない。

「自由人。ゴーレム売り。薬売り。元警官。動画投稿者。んで図書館長。それらでやるしかねぇってこった。」
「……。」

並べてみるとなんとも変な組み合わせだ。
でも、違う。
みんな今日までこの崩壊世界を生き抜いてきた猛者達だ。
誰1人タダモノなんて居ない。

ところで…、

「自由人って…?」
「あぁ、俺。元大学生っていうのもあんまかっこよくないし、それにフリーターってのもなんかアレだろ。。」
「なにそれ…。」


と、ここにこうして討伐隊は結成
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ