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次の日の朝、学校に行く時、駅で翔琉が・・・
「何で居るの?」
「何でって お前に逢いに来たに決まってるヤン」
「・・・あー もう 電車来るの あのね 帰り3時に・・・いい かしら・・・」
「わかった」
その日の練習中で石切コーチが私達ペァが香と若葉を相手にしているのを見ていたかと思うと
「花梨と若葉 ちょっと 入れ替わってみて」
「えっ ・・・ はい・・・」と、花梨は不思議そうな顔だったんだけど、入れ替わってしばらく練習を続けたのだ。若葉はバックハンドが得意で、私の放ったスマッシュを花梨が返してきても、もう一度同じコースに若葉は正確に返していくのだ。当然、香には対応することができないのだ。しばらく、そのまま練習していたのだけど
「わかった もう もとに戻って、続けなさい あなた達 シングルの練習もしときなさいよネ 今年は 主力になるんだからね」
帰り道に4人でお好み焼き屋さんに寄って、今日のことを話合っていたんだけど
「なんやったんやろー 今日のペァのこと 気になるなー」と、花梨が切り出した。
「まぁ 試してみたかったんちゃう 若葉と水澄の相性」と、香が言うと
「なんで 試さなあかんのん? ウチと水澄は最強やでー」
「コーチは全中制覇を狙ってるんやでー 去年のリベンヂ 多分 先を見てるんや 去年の決勝 山手丘学園にこてんぱやったやんかー とくに秋元蓮花に 団体戦も個人戦もやられたやんかー」と、私が言うと
「そーやったな ウチも見てて悔しかった」
「秋元蓮花は今年3年 出て来るよ それに、去年1年の見沼川七菜香 ことしは、どんだけ強おーなってるかわからへんやんかー」
「そう ウチもビデオ見たんやけど あの二人は強かったわー あん時の3年はもう居らへんやろけど、今年もどんな1年生が出て来るかわからへんでー」
「若菜 ビビらさんとってーなー ウチ等も強ぉーなってるって!」
「あのね ウチの考えてたこと ゆうてええかぁ?」
「なんやの? 若葉は 冷静で理論で分析するからなー でも 聞きたい」私達3人は、その時、真剣に若葉の言うことに耳を傾けていた。
「いい? 今のウチのチームの個人の実力では、燕先輩、美麗先輩、花梨の3人が抜きんでているの それは、皆も認めるでしょ?」
「うん」
「だけど その中で花梨は伸びしろがまだまだあるのよ それは、コーチも考えてると思うのよー もちろん 花梨次第だけど」
「うん ウチはもっと上を目指している」
「そう 花梨はね 小学校の時からすごかったの ウチも知ってた。どんどん打ち込んでネ 突き刺さるようなスマッシュ 敵わないと思ってた。だから、ウチは本当は今の監督から、太子女学園でやってみ
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