第八十三話 回廊ひのきしんその五十五
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「ひのきしんも続けて」
「他のこともですね」
「いんねんを切る伏せ込みもね」
「あと癖性分をなおすこともですね」
「全部ね」
まさにです。
「最初は辛くてもしんどくてもね」
「身体も慣れるので」
「だからね」
新一君を見ました、するとです。
新一君はまっすぐなお顔をしていました、そこに悪意はなかったです。汗もかいていますがさらさらとした汗でした。
そうしたものを見てです、私は思いました。
「いい顔してるし」
「そうですか?」
「そのお顔ならね」
新一君の今野表情を見て言いました。
「やっていけるわ」
「そうですか」
「新一君不平不満少ないし」
「あったらずっと言いますよ」
「あまり言ったことないでしょ」
「そう感じることはあまりないですね」
事実だというのです。
「言われてみますと」
「だからね」
新一君にさらに言いました。
「そうしたところはいいから」
「ふそくを感じることはないことはですね」
「新一君はいいもの一杯持ってるから」
このことは事実です。
「だからね」
「やっていけますか」
「おみちでもね」
「そうですか」
「ええ、絶対に」
こう言いました。
「ひのきしんもいさんでるしね」
「今もですね」
「そうしたところはいいし」
そこから新一君にお話しました。
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