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夢幻水滸伝
第三百七十二話 自信のないジェネラルその二

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「星の方ですか」
「おわかりですか」
「そのレベルとステータスを拝見すれば」
 そうすればとだ、署長は答えた。
「それで」
「そうなんですね」
「はい、そして」
 署長はさらに言った。
「どういったご用件で」
「実はです」
 アマードを案内した警官が署長に彼のことを話した、話を聞き終えた署長は言った。
「ではまずは警察の仕事を手伝ってくれますか」
「警察のですか」
「はい、この街の治安はお世辞にもいいとは言えず」 
 そうであってというのだ。
「我が署も人手不足でして」
「そやからですか」
「街の治安の向上にです」
「僕が参加するんですね」
「そうしてくれますか」
「何をしていいのか。しかも僕は何も出来へんので」
 アマードはここでも自信のなさを見せた。
「迷惑になると思いますが」
「とんでもない」
 署長は全否定する顔で首を横に振って答えた。 
「そのお力ならです」
「何かやれますか」
「神霊に匹敵するまでに」
 そのレベルでというのだ。
「出来ます」
「そうなんですか」
「ですから自信を持って下さい」
「お役に立てたらええですが」
「そのレベルとステータスなら大丈夫です」
 署長は太鼓判を押した。
「特技もです」
「あるからですか」
「はい」 
 それ故にというのだ。 
「大丈夫どころか」
「お力を貸して頂ければ」
 警官も言って来た。
「これ程有り難いことはありません」
「そうなのですか」
「ですから」 
 警官はさらに言った。
「是非共です」
「僕が警察に協力して」
「私達の担当区域だけになります」
 警官はこのことも話した。
「働いた頂くのは」
「そうなのですね」
「助っ人、保安官の立場ですね」
 署長はこう話した。
「そうしてです」
「街の治安にあたるのですね」
「そうなります、そして」
 署長はさらに話した。
「お家がなかったら」
「実はこの世界に来たばかりで」
「そうなのですね」
「お金は幾らかありますが」
 それは最初から持っていた、アマードは声が自分に与えてくれているのだと考えている。そうでなければ説明がつかないからだ。
「しかしです」
「ではです」
 署長はその話を聞いて言った。
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