第三百七十二話 自信のないジェネラルその一
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第三百七十二話 自信のないジェネラル
アマードはこの世界に来てすぐに声からこの世界とこの世界での自分達のことを話されて戸惑った、彼には何かを出来る自信は全くなかった。
それで戸惑っていると丁度彼の傍を街をパトロールしていると思われる犬人の若い男の警官が擦れ違ったが。
警官は彼を見てだ、仰天して言った。
「貴方何者ですか!?」
「僕ですか?」
「はい、凄いレベルとステータスですが」
「僕は」
アマードは警官に自分のことを素直に話した。嘘を吐く性分ではないからそうした。
彼のその話を聞いてだ、警官はあらためて言った。
「星の方とはです」
「思いませんでしたか」
「いえ、そのレベルとステータスそれに特技を見れば」
それならというのだ。
「わかります」
「そうですか」
「はい、そうした方でしたか」
「ですが何をすればええか」
それがとだ、アマードは言うのだった。
「全くです」
「おわかりになられないですか」
「はい」
正直に答えた。
「僕は」
「世界を救って頂けるのですよね」
「星の人はそうらしいですね」
「それならお願いします」
警官はこちらの世界のブラジリアの街頭でアマードに言った、時間は昼である。
「是非共」
「この世界を救うんですね」
「そうして下さい」
「そう言われましても僕に出来るか」
「自信がないですか」
「この世界に来たばかりで」
こうも言うのだった。
「何をしていいかもです」
「おわかりになられないですか」
「はい」
そうだというのだ。
「全く」
「それではです」
警官はアマードの発言から彼の自信のなさも見て言った。
「これから署に来てくれますか」
「警察署にですか」
「はい、そして」
そのうえでというのだ。
「署長ともです」
「お話してくれますか」
「署長ならです」
「僕にアドバイスをしてくれますか」
「きっと。これからどうされるべきか」
「そのことをですか」
「答えてくれます」
そうだというのだ。
「ご安心下さい」
「そうなのですね」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「これから署に案内しますので」
「署長さんとですね」
「お話をして下さい」
「わかりました」
兎角今は右も左もわからない状況だ、それでだった。
アマードも頷くしかなかった、彼は警官に案内されてそのうえで警察署に案内された。そして署長室に案内されると。
警官と同じく警察の制服を着た初老の鰐人の男がいた、彼はアマードを見るなり即座にこう言った。
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