第十幕その十二
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「美味しい思いも出来るわね」
「はい、確かに」
ナターシャはその通りだと答えました。
「本当に」
「だからね」
「それで、ですね」
「これからもね」
まさにというのです。
「外の世界でもオズの国でもね」
「色々な国の食べものを楽しむことですね」
「そうよ」
まさにというのです。
「そうしていったらいいわ」
「そうですか」
「そう、そしてね」
それにというのでした。
「今はヘレンさんが大好きな」
「ホットドッグをですね」
「楽しみましょう」
「わかりました」
ナターシャは確かなお顔で頷きました、それは恵梨香達四人も同じでした。そうして皆でお昼を食べてです。
皆でヘレンさんのお家の中やお庭を見せてもらいました、ヘレンさんご自身が案内してくれてサリバン先生も交えてです。
皆で観て回りました、そうしてからでした。
かかしはお庭のお花を観る中で皆にこんなことを言いました。
「この優しい雰囲気がね」
「それがですね」
「ヘレンさんだね」
こう言うのでした。
「本当に」
「そう言われますと」
サリバン先生はあかしの言葉に頷いて言いました、お庭にあるお花も百合等優しい雰囲気のものばかりです。
「そうですね」
「お家全体がね」
「お家は住んでいる人の色が出ますので」
「そうだね」
「それで、ですね」
「このお家はね」
「ヘレンの優しさが出ていますね」
「この上なくね」
「そうですね」
サリバン先生もその通りだと答えます。
「私もそう思います」
「そうよね」
「はい」
まさにというのです。
「私も」
「そうだね、だからね」
「このお家はですね」
「ヘレンさんの雰囲気がね」
「出ていますね」
「もうヘレンさんそのものの様な」
そこまでのというのです。
「優しいね」
「雰囲気に満ちていて」
「そしてね」
そうであってというのです。
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