第十八話〜白騎士〜
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
その予測にたどり着いた。
攻撃を防がれたことを確認したランスロットは一度離れ距離をとった。それを機にライはティアナに話しかける。
ライ「スターズ4、怪我は?」
ティアナ「えっ、わ、私は大丈夫です。」
ライ「ならここから離脱して隊長の誰かに増援の要請を―」
ライが全て言い終わる前に再びランスロットが突っ込んでくる。先ほどの攻撃を受け止めた際、その重さを考え避けようとするが後ろにティアナがいることを思い出し踏みとどまる。ランスロットの攻撃を受け止める瞬間、蒼月の声がライの耳に届いた。
蒼月「敵AMF、フィールド型に変異。」
ライ「!」
蒼月「出力が集束型と同じレベルです。」
ライ「なっ!しま…」
蒼月が言い終わると再び刀身同士がぶつかり鍔迫り合いになる。しかし先ほどのものと違い今回は明らかにライが押されている。
ライは高出力のAMFによる負荷のせいで身体強化の出力が下がっていることに内心舌打ちした。
苦悶の表情を浮かべながらもライは刀身を押し返そうとする。自分の身体が軋む音を耳にしながらも力を込めていく。
しかしその均衡は唐突に崩れた。
ライ「くっ!」
いきなり身体強化が解け身体が重くなる。突然のことで蒼月を握る力が瞬間的に緩まる。
均衡が崩れた瞬間、ランスロットは剣を振り抜きライを切りつけると同時に吹き飛ばした。そのままライはホテルの壁に叩きつけられ倒れる。
ティアナ「ライさん!このっ!」
目の前でライが倒されたことで闘争心を蘇らせたティアナはライからの指示も忘れクロスミラージュを構えた。
ホテル・アグスタ正面
正面からの増援は蒼月の予想とは違い月下ではなかった。ナイトメアのデータが少ないため最も移動速度の酷似していた機体が月下であったために、蒼月は敵の種別を月下であると予測していた。
しかし実際に敵の増援として現れたのはグロースター。そしてその手には大型のランスを携えていた。増援の九機は全て同じ武装を装備し射撃用の武器は装備していなかった。そのことに当初は安心していた機動六課であったが、戦闘が長引くにつれ焦り始めた。
グロースターはそれぞれ三機編成で動いておりその内の二機はランスに収束型のAMFを、残りの一機にはフィールド型のAMFを実装されており攻守のバランスに優れていた。敵がフィールド型のAMFの効果範囲から出てこないため魔法の効力が弱った状態で戦わなければならないのだ。
現在はなのはとフェイトの二人が合流し、防衛線を維持していた。
シグナム「紫電一閃!」
AMFの効果範囲内にありながらカートリッジシステムを最大限活かしながらシグナムは奮闘していた。居合抜きの要領で放たれた斬撃がAMFを纏ったランスに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ