第三十九話 首里城にてその二
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「決戦の時に戦場に慣れ」
「地の利を得るな」
「そうもなり」
そのうえでというのだ。
「戦いましょう」
「それがいいな」
「料理を得る為には」
「戦うなら勝つことだ」
ヤーブンはその手に葉巻を持ちつつ言った。
「やっぱりな」
「左様ですね」
「今の俺達は避けられるならな」
「避けてです」
「平和にやっていくけれどな」
それでもというのだ。
「やっぱりな」
「戦うのなら」
それならとだ、ダマラスはシードンにも答えた。
「全力で戦い」
「勝たねえとな」
「左様です」
「それならな」
「はい」
まさにというのだ。
「勝つ為にあらゆる準備をしましょう」
「訓練を含めてな」
「現地においてのそれも」
「それじゃあ首里城に行くか」
「全員で」
「そして訓練をしような」
決戦を想定したそれをというのだ。
「これからな」
「そうしましょう」
「じゃあ皆行こうな」
ゼットは自ら席を立ち仲間達に声をかけた。
「これから」
「そうしよう」
「訓練をしてこそな」
ゼットはさらに言った。
「本当に強くなるからな」
「その通りだ」
カオスが完全に同意してきた。
「何故戦隊の者達が強いか」
「訓練をしてきたからだな」
「常にな」
「今もそうしているしな」
「だから彼等は強い」
カオスは言い切った。
「やはりな」
「そうだよな、だから俺達もな」
「訓練をすることだな
「そうしていこうな」
「面倒臭いですね」
クレオンは訓練と聞いて弱った目になって述べた。
「僕としては寝て楽をしてですよ」
「勝ちたいのね」
「そうなんですけれどね」
マーダッコにその目のまま答えた。
「どうかっていいますと」
「駄目に決まってるでしょ」
「そうですよね」
「戦うからにはね」
「全力を尽くさないといけないです」
「そしてあらゆる努力をしないと勝てないわよ」
マーダッコはこうも言った。
「もっと言えばね」
「努力しても勝てない時もありますね」
「けれど努力しなかったら絶対によ」
「勝てないですね」
「だからね」
「その努力の一環としてですね」
「訓練はね」
首里城でのそれはというのだ。
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