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うっとおしいんじゃぁないかと・・・」
「水澄はそんな女の子じゃぁないよ! 素直で 俺の妹としても素晴らしいんだよ 今は、小学校からの仲間ともあんまり逢えないけど、独りで歯を喰いしばってー そりゃー お母さんだって俺だって、側にいてやってるよー だけど、父親とは違う やっぱり頼りになるものー 水澄だって お父さんのこと大好きなんだよ なぁ 水澄」
「えっ えぇー そのー・・・ お父さんは、忙しいから・・・」
「ほらぁー 優しいんだよー お父さんの娘は・・・反省しろよな! 親父」
「ぅー わかった 達樹は厳しいのぉー 知らない間に大人になったな 息子に説教されるなんて・・・ 明日は 早く 帰って来る じゃぁ 一緒に風呂でも入るかー」
「うぅー 俺でも もう 入れないんだよー」と、はしゃぐお父さんにお兄ちゃんは呆れていたけど
「うっ なんじゃぁー これはー 辛れぇーぇ」と、お父さんは うぇー と なっていた。
「あらっ 辛かった? 美味しいと思ったんだけど 飲み過ぎの人には・・・」と、私は しし唐に山葵を詰めて揚げたのをお父さんに出したのだ。
「水澄ぃー ・・・ なんか そーいうとこ お母さんに似ているなー」
「うふふっ 調子にのって バカなこと言ってるからよー」と、やっとお母さんも表情が明るくなっていた。
「明日は水澄ちゃんとお買い物に行くの 難波まで お洋服を買ってあげるのよ それで、天ぷらのお店に行くの」
「えぇー お母さん 私 洋服なんて 着ていくとこもないしー」
「いいの! そのうち 達樹の高校入学のお祝いに お父さんが美味しいフランス料理のお店に連れて行って下さるからー」
「はぁー 俺のお祝いなんだろー なんで水澄が・・・」
「あらっ 達樹だって 妹が可愛らしいほうが嬉しいでしょ! お土産は何が良い?」
「・・・だなー 難波だったらー 551の豚まん」
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