第七百七十七話 不潔な入浴その八
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「むしろ紳士だったそうよ」
「意外ね」
「権力でハーレムを作るとか」
「しなかったのね」
「むしろ周りの女性スタッフにも何もしなくて」
「セクハラとかしなかったの」
「パーティーを開いても」
ティーパーティーである、ヒトラーは酒を飲まなかったので紅茶を飲むそれを開いていたのである。ドイツ系だが紅茶派だったのだ。
「それでもね」
「女性にはなのね」
「何もしなかったのね」
「そうだったのよ」
「清潔だったのね」
「そう、そして」
そのうえでというのだ。
「女性のお話自体が」
「そういえばないのよね」
アンネットが言って来た。
「ヒトラーって」
「そうよね」
「エヴァ=ブラウンって人はいても」
「あの人以外はね」
「特にね」
これといってというのだ。
「ないのよね」
「不思議な位ね」
「英雄じゃないにしても」
この時代でのエウロパではそう思われているが連合では人類の歴史に残る悪人となっている。それでアンネットもこう言ったのだ。
「色を好むじゃなかったのね」
「全然ね、けれどお風呂はね」
「好きだったのね」
「いつも清潔にしていて」
一日に何度も入浴してというのだ。
「そうだったのよ」
「そこが意外ね」
「少なくとも将軍様よりはね」
北朝鮮のというのだ。
「遥かにね」
「清潔だったのね」
「そうなのよ」
これがというのだ。
「お風呂の入り方もね」
「一人で入って」
「いや、つくづくね」
真剣にだ、彰子は言った。
「入るにしても女の人大勢侍らしては」
「不潔よね」
「もうハーレムって感じで」
「嫌よね、けれどね」
ここでアンネットはこう言った。
「カップルだとね」
「よくあるの」
「そうみたいよ、ホテルだってね」
こうした場合のホテルはラブホテルであることは言うまでもない。
「カップルだと一緒に入るのがね」
「前提なのね」
「むしろ別々に入る方が」
その方がというのだ。
「カップルたとね」
「特殊ね」
「そうみたいよ」
こう言うのだった。
「これがね」
「そうなのね」
「ロシアでもね」
アンネットは自国の話もした。
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