フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
On the day before the battle
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に開けられた扉の向こうに須郷が消えると、ベットの上で長く息を吐く。
キリト、レイに加え、カイト達まで来てくれた。
(……私も)
須郷の隙を見て盗み見たこの部屋の鍵の解錠コード。それを使って脱出し、システムコンソールにアクセスしてこの世界からも脱出する。
もう少し……もう少ししたらそれを試みよう……。
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Side螢
「さて、洗いざらい吐いてもらうぞ」
「待てよレイ。俺ら別に悪いことした訳じゃないぞ!?」
「何で縛られてんだ!!」
午前10時、御徒町のエギルの店では『《オラトリオ・オーケストラ》リアルdeミーティング』(命名・ホルン/瀬田夏希)が行われていた。
「せ、先輩!助けてください!ていうか何で嬉々として縛ってるんですか!?」
「縛られてる海斗君……」
顔を赤らめてる危険人物が居るんだが……。
「……なあ、レイ」
「何だ、リオ?」
「俺は何故縛られてるんだ?」
「……ノリだ」
「おおい!?」
冗談はさておき、
「なるほど、海斗、凜、夏希はリアルで知り合い。狼李は凜と連絡先を交換してて、レオンは海斗が探し出したと」
「……そう言ってるだろ」
ムスッ、としながら海斗がジンジャーエールを飲む。
そして、狼李に目を向けながら言う。
「それにしても、アードは日本人かと思ってたよ」
「……おじいちゃんが日本人なんだ」
などと雑談が一段落したころに本題を切り出す。
「よし、もう大体事情は解ってるとは思うが、SAO未帰還者約300人。その中にアスナも居るわけだが、彼女だけはちょいと事情が違うようだ。……コイツ」
用意していた写真を出すとテーブルの上に置く。
「須郷伸之。コイツが未帰還者を捕えている犯人だ。……海斗、知ってるか?」
「……会ったことはないけど、浩一郎兄さんが嫌がってたのは知ってる」
「ふむ……」
もう面倒くさいから捕まえに行ってしまおうか……。
などと考えに浸っていると、レオンが声をあげた。
「レ……じゃなくて螢、1つ聞きたいのだが、いいか?」
「ああ。答えられることなら」
「こ難しいことはどうでもいい。お前はコイツが犯人だという確かな情報を持っていて、裏を取ろうとしている……それで合ってるか?」
「ああ」
「じゃあ、俺達は協力する。1年以上一緒
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