第八十七部第四章 首相官邸にてその五十二
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小柳は金との会談を終え太陽系ですべきことを全て終えるとだった、
日本に戻った、アッチャラーンは彼女が帰ったことを知ると共に食事を摂っていた者達に対して話した。
「流石は伊東首相の愛弟子の一人だ」
「それ故にですね」
「隙がなかったですね」
「そうでしたね」
「策を仕掛けることはだ」
それが為にというのだ。
「残念ながらな」
「出来なかった」
「そうでしたね」
「あの人に対しては」
「そうした隙はなかった」
全くというのだ。
「見せることはなかった」
「それで、ですね」
「帰ってもらいましたね」
「このまま」
「機会はなかった、だが機会は探すものだ」
ワインを飲みながら述べた、青ワインである。
「そしてそれはだ」
「あの方だけではないですね」
「他の日本政府の誰でもですね」
「隙があれば仕掛けますね」
「チャンスがあれば」
「そうする」
必ずと言うのだった。
「そうする」
「左様ですね」
「では今はですね」
「日本政府には隙を伺う」
「そうしますね」
「サイバー攻撃は暫くしない」
これは止めるというのだ。
「日本政府にはな」
「わかりました、ではです」
「日本政府にはそれを止めます」
「そしてそのうえで、です」
「他の政府に対して行います」
「そうする、日本政府には戦略を練り直す」
こうも言った、そしてステーキを切ってそれを口の中に入れた。見ればそのステーキはシャリアピンステーキである。
「そうしていく」
「そうされますか」
「ここは」
「その様にされますか」
「そして他の政府に仕掛けていく」
その様にするというのだ。
「その間はな」
「大国に対してもですね」
「その様にしますね」
「連合の中の大国達に対して」
「そうする、小国に対してもな」
各国政府のそうした国々にもというのだ。
「仕掛ける、だが日本はな」
「サイバー攻撃を防がれましたし」
「主な要人に隙がない」
「だからですね」
「戦略を練り直してだ」
その様にしてというのだ。
「あらためてな」
「仕掛けますね」
「その様にしますね」
「日本に対して」
「そしてですね」
「再びな」
あらためてというのだ。
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