暁 〜小説投稿サイト〜
故郷は大空にあり
第十一話 提督はお酒に弱い?
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まあ、浮かれてるから予算多めにしたのもあるか…

「ちなみに、何をみんな買ってきたの?自分はおにぎりを」

「被っちゃったか…私はおにぎりと唐揚げ」

「私はカロリーメイトとお菓子、それからジュース類ですね☆」

「菓子パンですよ〜、クリームパンなどもあります!」

「カップラーメン、たまには別のものもいいよね。」

「私は惣菜・野菜類!バランスも考えないとね〜」
いい感じにバラけていたのか〜。被ったのは、私と提督だけか
この雑多感が逆に盛り上がってきたよ

「それじゃあ、みんなで分けようか。配分はどうしようか?」

「んーと、みんな好きなものを取って食べる形でいいんじゃないかなー」

「そうですね。とりあえず机を真ん中に寄せて、中心に食べ物をまとめておく形でいいでしょうか?」
 
「あ、そうだ。それなら、これだけ提督に先に渡しておくね」

「ん?」

そう言って、EF-2Aちゃんは提督にだけ先に缶ジュースをいくつか渡していた。
 あれって、まさか……
 
「EF-2A、まさかこれって……」
 
「ん。お酒」
 
「お酒!? 買って来ちゃったの!?」

意外だ。SU30とかがお酒を買ってくるとは思ってたけど、
EF-2Aちゃんがお酒を買ってくるとは…
確かに、それは提督に渡さないとダメだね。
度数の高そうなお酒だし。

「ちょ!? EF-2Aちゃん!?、何買って来ちゃってんですか!?」

「あわわ、あの、成人確認はされなかったんですか……?」

「大丈夫。覆面被ってたから」

「あはは。なら大丈夫ですねー」

「いやー、だいじょばないよSU30ちゃん」

全くEF-2Aちゃんったらー。
 提督も困ったように渡された缶ジュースを見つめていた。
 
「いやー、これどうしようか……」

「ん? 普通に提督が飲んだらいい。そのために買って来たし。提督がお酒を飲んだところ、見た事ないから」

「いや、そりゃあ勤務中にお酒飲んだらダメでしょ」

「でも、今はただの打ち上げ。提督も勤務時間って訳じゃない、そうでしょ?」

「いやでも、だからって…生徒のような関係の前で飲むのは……」

「別に飲んでもいいんじゃない? みんなもそう思うでしょ?」

「まあ、私は気にしないけどさー」

「別にいいですよー」

「まあ、別にいいんじゃない」

「あはは……まあ、提督にもそんな時があってもよろしいかと」
 
 おじさんも含め、提督がお酒を飲む事を反対する人はこの中にはいなかった。
 それでも、提督は難しい顔をし続けたまま。

「いやー…だって度数高いやつばっかだし」

「もしかして…提督お酒苦手な方だった?」

「そうい
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