暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊超決戦
第三十八話 手紙を受け取りその十三

[8]前話 [2]次話
「普通は間違いだって思うわね」
「それであれこれ否定して言って書いてもな」
「意味がないわね」
「無駄だ」
「この世で数少ない」
「ドクターマンにはなれないわね」 
 ういはここまで聞いて述べた。
「あの人にも」
「ドクターマンも無理だという様なことをな」
「実現してきてるしね」
「だからこそだ」
 押切はういに真面目な顔で話した。
「ギアを生み出せた」
「そうよね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「出来ると思ってだ」
「やっていって」
「その結果だ」
「ギアも生み出せたわね」
「あれだけの組織をな、そしてその技術は」
 それはというと。
「あの通りだ」
「凄いわね」
「俺達から見てもな」
「機械の技術が」
「どの組織もだ」
 ギアに限らずというのだ。
「まずだ」
「無理と思わないで」
「出来ると思ってだ」
「やっていっているわね」
「努力している」
 そうだというのだ。
「どの組織もな」
「そうなのよね」
 ういもそうだと頷いた。
「悪いことしたり間違えていても」
「後ろ向きじゃない」
「絶対にね」
「それならだ」
 トウは真剣な顔で述べた。
「そうしたことを言う連中寄りドルイドン達の方がな」
「かつてのな」
 バレバが応えた。
「まさにな」
「遥かにましだ」
「そうなるな」
「前に進む分だけな」
「可能性を信じてな」
「そうだな、だが俺達はそうした連中と戦うか」
 トウはその可能性について考えた。
「果たして」
「それは絶対にない」
 長老は二人に断言して答えた。
「何があってもな」
「ないか」
「そうなのか」
「ある筈がない」
 長老はこうも言った。
「そんなことはな」
「それは何故だ」
 メルトは長老に尋ねた。
「一体」
「そうした連中は自分で言って自己満足に浸って終わりだ」
 長老はそれでと答えた。
「ただな」
「それだけだからか」
「そうだ、誰かと接するということもな」
「ないか」
「自己満足の中にいるだけだからな」
 自己満足を卵の殻の様なものに想像しつつだ、長老派メルトに対してさらに話していった。語る顔には真剣さだけでなく軽蔑もあった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ