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スーパー戦隊超決戦
第三十八話 手紙を受け取りその十二

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「そいつが絶対とする現代の科学や技術の知識は正しいのか」
「間違えていたら馬鹿だな」
 射田は一言で言った。
「もうな」
「そうだな」
「否定するからにはな」
「その否定する基準が正しくないとだ」
「間違いになるからな」
「若しそいつの知識が正確でないとだ」
 ソノザは射田にも話した。
「本当にな」
「馬鹿だよな」
「そう言うしかない」
「そうよね、まあ私はそんな漫画描かないから」
 鬼頭は言い切った。
「何があっても」
「お前の作風でないな」
「だからそんな漫画何が面白いのよ」
 桃井にあらためて言った。
「一体。小説でもアニメでもね」
「普通の本でもだな」
「絶対につまらないから」
 そうだというのだ。
「これ以上はないまでにね」
「その通りだ、否定してばかりの奴はそれまでだ」
 桃井は腕を組んで言い切った、そして胸を張ったまま鬼頭に対して確かな声でさらに言うのだった。
「前に進むことはない」
「そうよね」
「そして今の技術や知識はだ」
「変わるわね」
「幾らでもな」
 そうだというのだ。
「俺もそれはわかる」
「そうよね」
「そしてだ」
 桃井はさらに言った。
「そいつは江戸時代の知識を絶対と思っているのか」
「そうだな、そいつの考えだとだ」
 犬塚が応えた。
「江戸時代にいればな」
「江戸時代の技術が絶対でだ」
「今の技術なんてな」
「否定してな」
 そうであってというのだ。
「無理だ出来ないと言う」
「現実はどうでもな」
「そう言われると確かにだ」
 猿原は桃井と犬塚の話を聞いて述べた。
「そういった考えではそれぞれの時代でそうなるな」
「あの、江戸時代の技術で現代の技術を語るなんて」
 雉野も言った。
「無茶苦茶ですよ」
「出来る筈がないな」
「そうですよ、全く意味もないですし」
「愚かなことだ」
「本当に」
 実際にというのだった。
「僕も思います」
「私もだ」
 猿原も同意だった。
「完全に」
「そうでしょ、私達の技術だって」
 鬼頭は戦隊のそれの話もした。
「過去の技術でなんてね」
「語れるものか」
 押切が言ってきた。
「それぞれの技術をな」
「今の技術でもってのあるしね」
「そうだ、今の技術が絶対なぞだ」
「考えるだけでも」
 それこそというのだ。
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