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彼は いつから私の彼氏?
第7章
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さんは、少し昼寝すると言って、こもってしまったのだけど、入れ替わりにお兄ちゃんが降りて来て

「おぉ 智子 来てたのか ・・・水澄 なんか 食べるもんないか?」

「うーん 冷凍の豚まん」

「それでいいやー 温めてくれ」

「お兄ちゃん! この頃 私に何でも言いつけない? 自分でやればぁー」

「まぁ そ〜いうなよー せっかく 俺の可愛い後輩が来てるんだからー お相手しなきゃーな」

「先輩! 可愛いですかぁ? ウチ」

「あぁ その服も 似合っているよ」

「勝手にせぇー 智子 お兄ちゃんの相手しててネ!」と、私は まぁ しょーがない 智子も嬉しそーなんだからー 智子の声がさっきまでと違って、はずんでいるのも気になりながら、豚まんを冷凍庫から取り出していた。

 お兄ちゃんは食べ終わると「智子 ゆっくりしていくんだろう? 晩飯も食べていけよ」と、2階に上っていった。

「水澄 食べてってもかめへんのかなー」

「うん 食べていきなよー ちらし寿司やでぇー その代わり これから卵焼いて、ご飯にこれ混ぜるから、手伝うんやで」

「わかったー 水澄 いつも こーやって 料理してるん?」

「お母さん 働いてるやろー 私の学費とか、クラブの費用 稼いでくれてるから たいがい晩御飯は私の役目なんやー」

「そうなんや 水澄はえらいネ 勉強にクラブに家事手伝い ウチも見習わなあかんなー」

「それはええけど さっき お兄ちゃんの横で脚を組み替えたりしてぇー 見せよーとしてたやろー?」

「えへっ ばれたか」

「わかったわー! ピンクに刺繍ついたのん チラチラさせてるんやものー」

「うふっ 可愛いやろー?」

「あのなー お兄ちゃんをそんなんで誘惑せんとってー 受験もあるんやからぁー」

「ちょっとくらい 気晴らししてもええヤン 水澄みたいに裸見せるんちゃうでー」

「智子 それは内緒やゆうたやろー それに、私のお兄ちゃんは、そんなことで気晴らししません! あんまり そんな風に迫ると嫌われるでー お兄ちゃんは清純派なんやからー」

「あっ そう 清純ねぇー 広瀬すずとか?」

「ちょっと違うと思う もっと 品がある」

「誰よー それ!」

「わかんない イメージだけ 内田有紀さんの若いころの溌剌として無垢なような感じかなー そーいえば智子も イメージ似ているのかなー」

「えぇー ウチ? 似てるの? うふっ 先輩の好みねぇー」

 智子も居るので、お母さんはまだ帰ってきてないけど、早い目に用意をして、お父さんとお兄ちゃんを呼んで、4人でちらし寿司を食べることにして、お皿に盛り付けて卵、海苔と鯛、イカ、いくらで飾って、私はジュンサイのお吸い物を作っていた。

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