第九十話 最後の戦その八
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「自分達にはちゃう」
「ちゃんと効果があるな」
「攻撃や防御の補助の術が」
「そやからな」
だからだというのだ。
「攻めて使うよりも」
「自分達に使う」
「そうしてくな」
「そのうえでな」
さらに言うのだった。
「戦ってこな」
「月読命とは」
「そうしてくか」
「闇には光で」
この属性でというのだ。
「攻める術が通じんのなら」
「こっちに使う」
「そうすればええな」
「戦の仕方は色々で」
そうであってというのだ。
「一つのやり方があかんでも」
「それでもな」
「別のやり方があるな」
「そや」
まさにというのだ。
「そやからな」
「工夫してやな」
「今回も戦うな」
「そうしてこな」
二人に話した。
「あと少しでな」
「この塔での戦も終わるが」
「それでもな」
「油断せんとや」
「工夫して戦ってな」
「勝とうな」
「そうしてくで」
こう言いつつ光属性を備えもしてだった。
一行は月読命とも戦いこの神霊にも勝った、そうして最後の天照大神との戦になったのであるがこの女神の光はあまりにも凄まじく。
一行は目を開けるのも辛かった、だが芥川が言った。
「明るかったら暗くするんや」
「そうすることね」
「そや」
アレンカールに答えた。
「ここはな」
「そうして女神さんが見える様にして」
「戦う、闇や」
「光に対しては」
「天照大神は太陽の女神さんや」
「まさに光そのものね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ほんまな」
「これだけの光なのね」
「しかも主神や」
「日本の神々における」
「それだけにや」
「力が強くて」
「光もな」
発するそれもというのだ。
「凄い、そしてこの光はな」
「攻撃でもあるのよね」
「それこそ常にや」
まさにというのだ。
「激しい光属性の攻撃をや」
「行われてるわね」
「僕等全員にな」
「それだけに辛いわね」
「見えにくいしな」
このこともありというのだ。
「そやからな」
「ここはなのね」
「夜にする」
場をというのだ。
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