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いだ智子ちゃんはピタリとしたれんが色のセーターにフワァファしたレモンイエローのタイトスカートでスラリとした脚が褐色に陽かっていた。テレビを見ていたお兄ちゃんが
「智子 眩しいなぁー その脚 そんな短いの穿いて 寒く無いんかー」
「なんですかぁー 先輩は、いつもクラブの時 見てたじゃぁないですかぁー」
「いや いつもと違って ミニスカートだと ドキドキするよ」
「それは スカートの奥を見たいから? 可愛いんだよ 見せよーか? フリフリだよ」
「あほっ からかうな! でも 普通だよ 男なら きょーみある」
「智子 ココァでいい?」と、私がキッチンに用意しようとして 智子のバカ お兄ちゃんを誘惑するな! と思っていると
「ねぇ 先輩 聞いて! 9月になって 女の子2人入ったやんかー それでね 男の子が居るのに一緒に着替えるの嫌や ゆうからー テニスの部室を使わせてってゆうたんやけど・・・男と一緒にやってるのって 臭いんちゃうって、断られたんよ そんでな ウチ等が着替える間 外に出ててって、男どもにゆうたんやけど・・・ええやんか べつに 智子の時は 一緒やったやんかーって 文句ゆうんよー しゃーないから 今はトイレとかで・・・ ひどいと思わへん? 顧問の先生に訴えても、黙ったきりで 何にも 変わらへんのやー」
「そーかー この頃 クラブに顔を出して無いから、知らんかった テニスの連中も、冷たいのぉー まぁ どっちみち 色気のないスポーツブラとかやろー 今までやってー」
「先輩! ウチやから かまへんかってんけど 普通の女の子は、そんなんでも恥ずかしいんやでー 女の子の気持ち わからへん奴っちゃなー スポーツパンツも白よりも黒のほうが、刺激少ないんちゃうやろかーとか しょうもない気使わなあかんしー 女の子はその下のショーツなんかでも 色んな色のん穿きたいんやでー でも、まんがいち 見られたら嫌やん」
「それはわからんでもないけどー 偶然見られたんやったらー しょーがないヤン そんなこと 俺に言われてもなぁー 俺は 受験生やでー もう 部屋に行く! 勉強」
「待ってぇなぁー 先輩ぃー そんな風に突き放さんとってーぇ ウチの先輩なんやから」
「なんや その ウチの・・・って」
「ふっ ねぇ また 水澄が居らんでも 相談に乗ってくれます?」
「・・・ えっ ・・・頼り無くて、構わんのやったら・・・勝手にせーやー」 と、お兄ちゃんは2階に逃げて行ったみたい。
「智子 何しに来たん?」
「あっ そーやー 暮れかお正月に、皆で集まろーぅよー」
「う〜ん 皆でかーぁ」
「なんやのん 翔琉に あいとぉーないんか?」
「あのな 私 今 勉強のこともそーやし クラブのほうもト
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