暁 〜小説投稿サイト〜
マイナス
第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初

「全くだ、ディオニュソスから抗議の声は出ていない」
「むしろ酒が飲まれて喜んでいる」
「信者達の乱行も収まってな」
「ではこれからも」
 ヘルメスはにこやかに述べた。
「彼女達が暴れましたら」
「酒を出して飲ませよう」
「それを人間達にもさせよう」
「それで問題なしだ」
 それぞれの世界を治めうる神々も頷いた、そうしてだった。
 マイナス達が暴れると酒が出され彼女達に飲ませる様になった、そうして彼等の乱行を抑える様になった。ギリシアの古い話である。


マイナス   完


                    2024・7・13
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ