暁 〜小説投稿サイト〜
ソロの石板
第2話 ギルドへ
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
が言うな。」

そのまま2人はグレイとカリスを追い練習場へ向かった。

SIDE:カリス

「なんでこんな目に……」

今僕は練習用の剣を構えている。そしてぼくから2メートルほど離れた辺りに向かい合う形でグレイさんが剣を構え立っている。それにしても酷い。ギルドに入ったらいきなりサリーとロイドの友人であるグレイさんが意味わからないことを言いながら無理矢理連れてこられた。そのまま何故か強制的にグレイさんと模擬戦をやることになった。

「ルールは先に三本取った方が勝ちな。さぁ。手加減抜きでかかってこい!」

「あー……はい。」

手加減抜きって言ってるし本気でいけばいいんだろう。僕が剣を構え攻撃を仕掛けようとしたときだった。

「ちょっと!」

いきなりサリーが現れ、試合を止めた。グレイが驚いた顔をし、サリーを見た。しかしサリーはそれを無視してグレイに言った。

「グレイさんはトップギルダーなんだからカリスが一本でもとったら勝ちにしてよ!」

「えぇー……いや、マジでこれ以上ポイント減るとヤバいんだって。マジでトップギルダーの称号を剥奪されるって。」

グレイさんがすごく慌てて言っている。なんかハンデ貰えるらしい。それに……えっとトップギルダーだっけ?グレイさんはそれらしくて結構強いらしい。それと、まだ口論は続いているらしい。

「いやだから勝てば良いじゃないですか。」

「もしも負けたらヤバいって。入ったばかりの新入りに負けたトップギルダー!ポゴに馬鹿にされるの決定だろ。」

「ポゴさんの事は放っておけばいいでしょ。それにグレイさん強いんだから大丈夫ですって!」

「あぁー……わかったよ。」

やっとグレイさんが納得してくれたらしく剣を構えるとサリーが満足そうにロイドのところへ戻った。

「あぁー……悪いが本気でいくからな。勝たないと結構本気でヤバイし。」

グレイさんの目は真剣そのものだった。だからこそ手加減をするのは失礼だと思う。僕はもう一度強く剣を握り締め、構える。

「望むところです。」


[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ