第一章
[2]次話
原始、女性は太陽だった
テレビの前で女性の学者さんが何か言っていた、四角い眼鏡をかけていて赤くした髪の毛を茸カットにしている四角くて口の大きな人だ。
女の人がどうとか言っている、けれど私は首を傾げさせて一緒に観ている同棲相手でもある彼氏に言った。
「この人女の人至上主義よね」
「というかあれじゃないのか?」
彼は私以上に首を傾げさせて言った。
「何もわかっていない」
「風邪ひかない人?」
「そうじゃない?」
こう言うのだった。
「そりゃ女の人の権利は守られるべきでおかしいところは正すべきでも」
「それでもよね」
「何か女の人が世の中のいい部分を独占しろとか」
「言ってるみたいね」
「この人歴史や政治や自衛隊でもおかしなことしか言わないし」
おかしなことを言う時もある、ではなくだ。
「あれだよ」
「女の人至上主義どころか」
「前から思っていたけれどさ」
見れば出演している番組の他の出演者の人達から総突っ込みを受けていた、それでも全くわからずに言っているその姿は彼の言う通りに思えた。
女の私でもおかしいと思った、女の人の権利は大事でも至上主義は違うんじゃないかと。だが色々世の中を見るとだった。
世の中こんな人が結構いた、男女同権とか女性の権利の保障ではなく女の人だからいい目を見たい、これではだ。
「おかしいわよね」
「あのさ、女の人を差別するなって言うなら」
彼は私に一緒に部屋でビールを飲みながら話した、サラリーマンとOLの仕事が終わって部屋に帰った後のささやかな楽しみを満喫しながらだ。
「それなら」
「女の人至上主義でね」
「男を差別するのも」
それもというのだ。
[2]次話
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