第三千七百八十七話 秀頼さんのお墓
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第三千七百八十七話 秀頼さんのお墓
日本は各国を鹿児島にある秀頼さんのものではないかというお墓の前に案内しました、そのうえで言うのでした。
「ここに眠っておられるともです」
「言われてるんだな、まあな」
イギリスは否定しないお顔で答えました。
「リチャード三世に出て来た俺の子供の上司さん達も生きていたしな」
「ああ、最近わかったんだよな」
フランスがはっとしたお顔で応えました。
「実は、な」
「お兄さんは怪我して余生を過ごしてな」
「弟さんは処刑されたな」
「叛乱の結果な」
「そうだったんだよな」
「そうしたこともあるからな」
イギリスは日本にあらためて言いました。
「秀頼さんだってな」
「実は、ですね」
「そういえば俺も聞いていたな」
イギリスの記憶が蘇りました。
「あの頃アダムスさんと一緒にはじめてお前と会ったな」
「三浦按針さんですね」
「ああ、それであの時日本とも付き合いあったしな」
その頃に聞いたのです、秀頼さんの噂を。そのことを言うイギリスでした。
第三千七百八十七話 完
2024・11・27
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