あの日・・・
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り・・・現実世界の日山煉の顔になっていた。落ち着いて周りを見てみると改めて性別を変更して遊ぼうとしていた人の多さにびっくりした。
実は内心「うわーっ」と思っていたり。そんなことを考えているとアナウンスが再開される。
「・・・・これにて<ソードアートオンライン>正式サービスのチュートリアルを終了する。諸君の健闘を祈る」
空一面に並んでいた「Wruninng」 「System Announcemennt」の文字も唐突に消えていった。
広場には風が吹きNPC楽団による市街地からBGMを運び、ゲームは本来の姿に戻っていた。
「ふざけるなよっ」 「嘘でしょ・・・ふざけないでよ」という声が出てきて周りはパニックに陥っていた。それに俺も「ふざけるなよっ」と叫びたい衝動に駆られてしまっていた。こんな時でもキリトは冷静にどうしようか考えているように俺からは見えた。
「ヒレンちょっと来てくれ」
そういいキリトは中央広場から出ていく。俺も呼ばれたためキリトの後ろについていく。
「ヒレン俺は今すぐこの町を出て次の村に行こうと思う。お前もついてきてくれ。」
「この町、周辺のモンスターはすぐに狩りつくされて枯渇し始めるだろう。そうなればモンスターの取り合いが起こる可能性がある。だから次の村を拠点にしたほうがいい。」
俺は正直ついていこうか迷っていた。ついていけばおそらく俺は足手まといになってしまうだろう。
そういうことも踏まえて俺は決断を下す
「キリトお前は行け、俺はついて行っても足手まといになる可能性の方が高いだから先に行っててくれ俺もしっかり準備を整えてからお前に追いつくから」
「・・・・・わかった」
「絶対に死ぬなよ」
「あぁお前もなっ」
キリトは始まりの町の北西ゲートのほうに向かって走って行った。
「絶対死ぬなよキリト。俺も約束どおり強くなってお前に追いつくからな・・・」
こんなときにも関わらず空は無情にもきれいな夕焼けに染まっていた。
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