あの日・・・
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「諸君はこれからこの城の頂を極めるまでゲームから自発的にログアウトすることはできない」
どこに城なんかがあるんだ?・・・
あ・・あった
このアインクラッドは全百層から成り立つ城型のダンジョンだったのだ
つまりこの城の頂ということはアインクラッドの第100層までを攻略しなければログアウトできないということだ。
おれはまだこの条件ならこのゲームを攻略する自身があったのだ。この時点までは・・・
「・・・・また外部の人間による、ナーヴギアの停止あるいは解除もあり得ない。それらが行われた場合・・・」
ここまでくると中央広場は完全な静寂に包まれていた。
「・・・ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが君らの、脳を破壊し生命活動を停止させる」
俺にはその言葉が理解できなかった。
周囲もザワザワとさざめき始めた。
「ナーヴギアには脳を破壊するようなことはできないはずだ。できないはずだよなぁキリト!」
「おいキリトっどうなんだよっ」
「・・・・原理的には可能だと思うだけどハッタリに決まってる。だっていきなりナーヴギアの電源コードを抜き取れば、そんな高出力の電磁波は・・発生させられないはず・・だ」
「大容量のバッテリでも内臓・・・されて・・ない・・かぎり」
内臓されて・・・いるんじゃ・・ないか?たしかナーヴギアの重さの3割はバッテリだと聞いたことがあった。
「キリト内蔵しているじゃないかっ!」
「あぁ確かに」
「つまり本当に電源が切断されたりすれば、脳が破壊されてしまうっていうのは・・・・」
「本当のことだということになるな」
「本当なのか・・・っ」
そのあとの記憶はあまり残っていなかった。記憶に残っていることはこのゲームのHPは本物の命の残量でありそのHPがなくなれば回線切断と同じように現実の脳が破壊されてしまうということだった。
「最後に諸君にとって唯一の現実という証拠を見せよう諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントを用意している確認してくれたまえ。」
俺はアイテムストレージを開きアイテムを確認した。アイテム名は<手鏡>なぜ茅場晶彦はこんなものをプレイヤーに与えたのだろうか?それは、すぐに分かった。アイテムをオブジェクト化したのだ。
周りの人々もキリトも考えは同じで手鏡をオブジェクト化していた。すると俺の周りを白い光が覆ったため視界がホワイトアウトしていった。
「うわっ」 「なんだこれはっ」数秒すると視界は元に戻っていた。何が起こったのかわからないままに周りを見回すと初めは男女の割合が等しかったのに対して女性の割合がとてつもなく減少していることにきずいた。キリトも現実の和人の顔になっていた。とういうことは・・・
自分の顔を手鏡で見てみるとやっぱ
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