第九幕その十一
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「皇帝は王様を任命出来るよ、そして帝国の中に王国があったりもね」
「するね」
「そうなんだ、ムシノスケ教授の本で読んだよ」
「そうだね」
「けれどオズの国ではね」
「そこは違うね」
「エメラルドの都の国家元首がね」
その人がというのです。
「オズの国全体の国家元首だよ」
「そうなっているね」
「オズの国ではね」
「外の世界とは違うからね」
「オズの国はね」
「お伽の国だしね」
このこともあってというのです。
「それでだよ」
「王女のまま国家元首になれるね」
「オズマにしてもね」
「そうだね」
「外の世界とは何かと違うことはね」
このことはというのです。
「本当にね」
「よくわかっておくことだね」
「その通りだよ」
「皇帝もね」
樵は自分のことを言いました。
「ウィンキーの国家元首だけれど」
「外の世界とは違うよ」
「そうだね」
「外の世界で言うなら」
かかしはそれならと言いました。
「オズマは国際連合の事務総長かな」
「確か国連で一番偉い人だね」
「国連は外の世界の国が参加しているね」
「外の世界の殆どの国がね」
「その国連の国家元首みたいな人だから」
「オズマはだね」
「外の世界で言うとね」
そう例えると、というのです。
「国連事務総長かな」
「一国の皇帝よりも上にある」
「国連を国家としたらね」
「オズの国全体を治める」
「オズマはそうなるよ」
「国連事務総長だね」
「王女であってね」
それと共にというのです。
「オズの国全体の国家元首だから」
「そのことをよく覚えておくことだね」
「そうすべきだよ」
「そうだね」
樵もまさにと頷きました、そうしてです。
皆がティータイムを楽しむことを彼とかかし、ジャックといった飲んだり食べたりする必要のない面々は見て楽しみました、それはマーレイも同じでした。
それが終わってからです、マーレイはスクルージに言いました。
「あらためて街を案内させてもらおうか」
「そうだね」
スクルージはマーレイの言葉に賛成しました。
「それがいいね」
「ドロシー王女達がいいと言うなら」
「それならね」
その時にというのです。
「そうしよう」
「それではね」
「お願い出来るかしら」
そのドロシーの言葉です。
「よかったら」
「はい、それでは」
「今から案内させてもらいます」
二人で答えました。
「皆さんをこれから」
「この街を」
「何度か来たことがあるし」
この街にはと言うトロシーでした。
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