第九幕その八
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「そうしたものは」
「全くだよ」
樵はスクルージのお話をここまで聞いて本人に言いました。
「そんな人生何なのかな」
「そうなりますね」
「何も残らないね」
「私達はそのことを見せたんです」
過去の妖精が答えました。
「このままではどうなるか」
「それを見せる為です」
現在の妖精も言います。
「私達が動いたのは」
「マーレイの考えによって」
未来の妖精も言いました。
「スクルージに見せました」
「いいことをしたよ」
樵は妖精達に心から答えました。
「全く以てね」
「そうですね」
「本当にそう思います」
「お陰で彼は救われたのですから」
「荒療治だと思いました」
そのマーレイも言います。
「ですがああしないとです」
「スクルージさんはわからなかったんだね」
「私もわからなかったので」
ジャックに答えました。
「それで」
「成程ね、そうだね」
ジャックはまさにと頷きました。
「お話を聞くとそうだったね」
「怖いものも見せたと」
「未来の妖精さんの時は」
「このままだとどうなるかと」
「スクルージさん本人に見せて」
「荒療治と」
その様にというのです。
「思ったにしても」
「行ったね」
「そうして」
そのうえでというのです。
「何とかしたということで」
「そういうことだね」
「未来って変わるからね」
トトはそのスクルージが見た自分の未来から言いました。
「その行い次第で」
「そうそう、どうするかでね」
臆病ライオンはトトのその言葉に頷きました。
「それでね」
「変わるからね」
「そうなんだよね」
「だからスクルージさんも変わったね」
「運命がね」
「そうなったね」
「そうだよ」
魔法使いもその通りだと答えました。
「まさにね」
「未来は変わるね」
「その時の行動次第で」
「いい行動はいい未来を導くよ」
そうするというのです。
「確かにね」
「そうだよね」
「まさにね」
「そう、そしてね」
それでというのです。
「マーレイさんは幽霊になって」
「スクルージさんを助けようと動いで」
「スクルージさんに妖精さん達に見せてあげて」
「そしてね」
その結果というのです。
「スクルージさんは救われたんだ」
「そうだね」
「実際にね」
「そうだよ」
まさにというのです。
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