第三十八話 手紙を受け取りその八
[8]前話 [2]次話
「この作品もです」
「あの頃は夢だったよな」
「地球では」
「それが出来る様になるんだからな」
それでというのだ。
「凄いよな」
「はい、まことに」
「けれどな」
「あの時にあれこれ言ってです」
当時の技術や常識を持ち出してというのだ。
「無理だと言って終われば」
「出来なかったな」
「地球でも」
「本当にそうだな」
「そして私達もです」
「それは同じでな」
「はい」
それ故にというのだ。
「まさにです」
「やってみることだな」
「出来ると思って」
「何でもそうだな」
「戦いも然りです」
「全くだよな」
ガルはまさにと頷いた。
「そこを間違えるとな」
「なりません」
決してというのだ。
「戦いでも」
「そういうことだな」
「最初から無理じゃないな」
心からだ、レオも言った。
「やってみるだな」
「千里の道も一歩からだ」
ハイドがレオに応えた。
「まさにな」
「そういうことだな」
「俺も思う、今の技術や常識で未来を語ってもな」
「意味がないな」
「今の科学の技術もだ」
それもというのだ。
「所詮とだ」
「言えるな」
「十年前に出来ないこともな」
「技術の進歩で出来る様になるしな」
「新たな発見がありな」
「だから意味がないな」
「空想科学だの言ってもだ」
そうであってもというのだ。
「将来はだ」
「出来る様になってな」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「乗り越えることもだ」
「出来るな」
「そうなるからだ」
だからだというのだ。
「今の時点で未来は語れない」
「本当にやってみる、だな」
「若し今の技術で未来のものだと語られている技術を全否定してだ」
そうしてというのだ。
「子供の夢を壊したと得意になっていたらな」
「馬鹿だな」
レオは腕を組んで一言で言い切った。
「もうな」
「その通りだ」
ハイドもそうだと答えた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ