第三十八話 手紙を受け取りその七
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「無駄じゃないよ」
「何でもな」
「むしろね」
「最初から出来ないって言ってな」
「今の常識や理屈であれこれ言う」
「それこそがな」
「無駄だよ」
伊賀崎父は言い切った。
「そんなことしても何にもならないよ」
「一歩も前に進まないな」
「出来ない、無理じゃなくて」
「今の技術だとな」
「どうしたら出来るのか」
そのことをというのだ。
「考えていってね」
「やってみてな」
「前に行けるからね」
「そんな今の技術や常識で言ってもな」
「何にもならないよ」
「本当に無駄だな」
「そうだよ」
実際にというのだ。
「それであれこれ言っても」
「無駄でな」
「そんなことするよりも」
「出来るってな」
「思ってやってみることだよ」
「本当にそうだな」
「その通りですよね」
森下は伊賀崎父と獅子王の言葉にまさにと頷いて言った。
「出来ないとか無理とか」
「今の技術や常識で言ってもな」
「未来はわからないですからね」
獅子王に応えて述べた。
「実際に」
「それを言うと」
それこそとだ、伊賀崎父も言ってきた。
「とんでもない間違いを犯すよ」
「それも無駄な」
「そうなるよ」
まさにというのだ。
「だからね」
「僕達はですね」
「そんなことはしないで」
そうしてというのだ。
「それでね」
「やってみることですね」
「出来ると思ってね」
「今の技術は所詮今の技術ですね」
「全く完成されていないしね」
「これからですね」
「そうだよ」
「その通りですね」
ラプターもまさにと同意した。
「今の科学技術はさらにです」
「進歩するよね」
「そして出来ないと思っていたものがです」
「出来る様になるよ」
「創作上のことだと思っていても」
「あれだろ、潜水艦でずっと海の中にいるなんてな」
ガルが言ってきた。
「昔の地球だとな」
「無理でしたね」
「絶対にな」
「海底二万マイルですね」
ラプターはこの小説のタイトルを出して応えた。
「まさに」
「そうだったな」
「ですが」
それがというのだ。
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