ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
24.完全攻略
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「........シュウくん.....あたしね....」
俺の耳にしか聞こえないくらいの声でリーファが囁く。
「.......あたし...........シュウくん。目、瞑って......」
少し上目遣いのリーファが言う。俺は言われるがまま目を瞑る。
少し間が開く..........
リーファの動きが止まる。
別にリーファが俺の手から離れたわけではない。
すると甲高い少年の声が響く。
「ダメぇぇぇぇ!!」
その声に眼を開けた途端、抱きついていた俺とリーファの間に緑色の髪の少年が現れる。
「れ、レコン!?」
「あんときのやつか」
「リーファちゃん、ダメだよ!そのキ.....ンギャッ!」
リーファがレコンの足を踏みつける。
「あんたどこから見てたのよ!?」
「うっ.........リーファちゃんがシュウさんにキッ.....ンギャッ!」
リーファがレコンの足を再び踏みつける。
「ま、まぁいいわ。それよりレコン、サラマンダーに捕まってたんじゃ?」
「それは、全員毒殺して脱出しました」
レコンが痛がる足を我慢した後、自慢げな顔をして話す。
「それでリーファちゃんを追いかけてきたんだよ.......って、あのスプリガンは?」
リーファが再び俯く。
「リーファ.......言って来いよ。キリトのもとへ」
笑顔でリーファは、うん!、と頷き翅を広げ飛び立った。
「あの〜、シュウさん......」
「何だよ、レコン......だったけ?」
「はい.......。シュウさんって、リーファちゃんのことどう思ってるんですか?」
「俺か...........そうだな.......」
しっかりと考えると俺はリーファのことをどう思っているんだろう?
「まぁ......そうだな。.......一緒にいると安心して楽しい........そんな感じかな」
「じゃ、じゃあ.......率直に聞きますよ」
新たまった顔でレコンは聞く。
「シュウさんは、リーファちゃんのこと好きなんですか!?」
俺は間を開けずにハッキリと答える。
「好きだよ!」
(これであたしの気持ちは決まった!あたしは..........)
お兄ちゃんとの決着をつけ、私はもう一度巨大な扉の前にお兄ちゃんとともに降り立った。
「えーっと.......ど、どうなってるの?」
「世界樹を攻略するのよ。この人とあんたとシュウくんとあたしの4人で」
「そ、そう......って........ええ!?」
レコンは顔面蒼白の顔で大きな声をあげる。
「ユイ、いるか?」
キリトくんの声にユイちゃん
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