AIに愚痴る
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
一夏からメールを受け取り、風呂を堪能した翌日。
「み、みなさん、おはようございます……」
何故か山田先生がフラフラだった。だから俺は待っている栄養ドリンクを渡した。気休めだが、飲んでいて損はない。
そのことを言い聞かせると、山田先生はかなり疲れていたのかその場で飲んだ。そして本題に入った。
「今日は、ですね……みなさんに転校生を紹介します。転校生といいますか、既に紹介は済んでいるといいますか、ええと……」
また転校生………いや、まさかね。
ちょっとした自分の疑問に思わず噴いてしまった。
「じゃあ、入ってください」
「失礼します」
やっぱり………
「シャルロット・デュノアです。皆さん、改めてよろしくお願いします」
なるほどね。つまり、そういうことか。正体をバラシたのか。
「ええと、デュノア君はデュノアさんでした。ということです。はぁぁ……また寮の部屋割りを組み立直す作業が始まります……」
……後で栄養ドリンクを送ってあげよう。
「え? デュノア君って女……?」
「おかしいと思った! 美少年じゃなくて美少女だったわけね」
「って、織斑君、同室だから知らないってことは―――」
「ちょっと待って! 昨日って確か、男子が大浴場使ったわよね!?」
「それじゃあ、風宮君も交えた三人で………」
何か訳の分からない妄想が膨らんでいく中、
―――バシーン!!
教室のドアが蹴破られたかのような勢いで開いた。
「一夏ぁっ!!!」
うわぁ。面倒なことが起こった。
女子たちがすぐに後ろに走る。そして場所は、
(俺の後ろかよ)
俺は仕方なく鎖で球体を包む。もちろん、危険なので山田先生も回収済み。
『死ね!!!!』
―――ズドドドドオンッ!
大きな衝撃に襲われるが、俺たちは無事だった。
それを庇ったのは、ラウラ・ボーデヴィッヒだった。
「助かったぜ、サンキュ。……っていうかお前のISもう直ったのか? すげえな」
「……コアはかろうじて無事だったからな。予備パーツで組み直した」
「へー。そうなん―――むぐっ!?」
俺たちは今、固まっていた。いや、俺は冷静だった。
「新聞部が見つけたら、『外号! 織斑先生の教え子が恋愛!』とかそんなタイトルの新聞ができそうだな」
『いや、そうじゃないでしょ!』
何故か全員に突っ込まれた。
「お、お前は私の嫁にする! 決定事項だ! 異論は認めん!」
「……嫁? 婿じゃなくて?」
というか、その言い方だと………まるでオタクだな。
「あ、あっ、あ……!」
あ、これヤバいな。
俺は鎖を展開して準備する。
「アンタねええ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ