第百四十九話 文化祭の中のデートその十
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「今日はお蕎麦の気分でね」
「最初に食べたけれど」
「おうどんもなの、ちなみに麺類全部好きよ」
そうだというのだ。
「実はね」
「パスタもかな」
「そう、何でもね」
「じゃあきし麺も」
「好きよ」
名古屋のそれもというのだ。
「いいわよね」
「きし麺もなんだ」
「寛君は嫌い?」
「結構好きだよ」
達川はうどんを食べ終えて笑顔で答えた。
「きし麺も」
「そうなのね」
「パスタのフェットチーネも」
こちらもというのだ。
「好きだし」
「フェットチーネ美味しいわね」
「そうだよね」
「だからね」
「フェットチーネも食べるんだ」
「普通のスパゲティも好きで」
そうであってというのだ。
「マカロニやペンネも好きでね」
「フェットチーネもだね」
「そうなの、パスタだとね」
それならというのだ。
「何でもね」
「好きなんだ」
「ソースもね」
「じゃあ山の幸、茸を使った」
「大好きよ」
満面の笑顔での返事だった。
「トマトと茄子のとかもね」
「あれもいいよね」
「大蒜が入ってるとね」
「いいんだ」
「最高だと思うわ」
「パスタと大蒜って合うしね」
達川もこう返した。
「いいよね」
「そうよね」
「この前うちイカ墨のスパゲティして」
達川は一華に笑顔で話した。
「それで大蒜も入っていたから」
「パスタには大蒜よね」
「欠かせないよね」
「それにオリーブオイルね」
「絶対だよね」
「私もイカ墨好きだけれど」
「美味いよね、イカ墨も」
一緒に葡萄を食べつつ話した。
「スパゲティは」
「そうよね、お口の周り黒くなるけれどね」
「美味いよ」
「そうよね、それで本当にオリーブオイルはね」
これはというのだ。
「欠かせないわよね」
「パスタだとね」
「もうこれがないと」
オリーブオイルがというのだ。
「駄目よ」
「そうそう、本当にね」
「昔はバターとか使ってたのよね」
「日本だとね」
「オリーブオイルがなくて」
「だからオリーブオイルがあったら」
達川はそれならと話した。
「それだけでいいよね」
「パスタはもうね」
「オリーブがないと駄目だしね」
「今はね、オリーブオイルは他にも使えるし」
今度は一緒に栗を食べている、達川が出したものをそうしている。見れば天津甘栗で皮を?いて二人で食べている。
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