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渦巻く滄海 紅き空 【下】
九十一 似て非なるモノ
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るりと細めた。



「改めて自己紹介といこうか」



敵意と困惑と殺意が渦巻くその中心で、彼は───うずまきナルトは悠然と微笑んでみせる。


「俺は“暁”のひとりであり、波風ナルの双子の兄であり、」


波風ナルを見つめるその瞳の青は、その場の誰にも真意を悟らせない、徹底的な謎を秘めていた。





















「─────君たちの敵だ」


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