第9章 有栖零治
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!!」
無理やりレオの手を掴み、零治の方に引っ張るレイジ。
「アギトちゃん君も零治にくっつけ!!」
「お、おう………」
暗闇を泳ぐように移動し、零治の所まで行った一同。
「零治、座標はどこでもいい。限界までここに居る全員を一緒にジャンプさせろ」
「ええっ!?でも本当に何処に行くか分かりませんよ!?」
「いい、やれ!!」
「わ、分かりました………!!じゃあ行くぞラグナル!!」
『はい、ジャンプ!!』
その瞬間、零治達全員その場から消えたのだった………
「また動き出した!?」
「レイジ、駄目なの………?」
空に浮かびながら様子を見ていた2人だったが、再び動き出した麒麟に不安が募る。
そんな時………
『アンネ、この付近に強力な魔力反応』
「何!?また何か来る!?」
『右25度、2キロ先』
そう言われたアンネローゼをその方角を見た。遠くなのでハッキリとは見えないが、そこにいきなり黒い鎧を着た男と赤い小さな妖精。
そして………
「レイジ!!そして………何で素っ裸!?」
「うわぁ………」
「こらエロ勇者!!まじまじと見るな!!」
「み、見てないです!!」
レイジと裸でレイジにくっついているレオンミシェリがいた………
「よし、その場の思いつきだけど上手くいった!!」
「何処だここ!?」
「零治あそこにデカイ奴いるぞ!!」
「本当だ!!先輩あれ何ですか?」
「あれはジュエルシードによって変わってしまった魔物の成れの果てだ」
「ジュエルシード!?だってあれはPT事件後管理局が厳重に保管してる筈じゃ………」
「知ってるのか?」
「ええ。だって地球であった事件ですから」
「………どうでもいいがいい加減ワシはいつまでこうしてればいいのだ?」
そう言うレオはレイジの首に手を回して密着して何とか空中で落ちずにいた。
それにより体の前の方は隠れているが後ろは丸見えだ。
因みにグランヴェールはレイジが持っている。
「そうだな、先ずは地上に降りる事が先だな。レオのその格好もお子様の零治には刺激が強すぎる」
「いや、俺的には結構目の保養に………」
「零治、それ以上先を言ったらアタシが星達に言うぞ?」
「………すみません」
そう謝りながら零治とレイジはゆっくり地上に降りたのだった………
「ほらレオ………」
レイジは地上に着いて早々にレオに自身の白いロングコートを着せてあげた。
ボロボロではあるが体を隠せる分はあるので問題は無い。
「先ずはレオに先に言っておきたい事がある。………俺の本当の名前はウォーレン、ウォーレン・アレスト。そこ
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