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金木犀の許嫁
第四十二話 プールその十一

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「紙の本もいいから」
「買われますか」
「百貨店行った時はね。じゃあね」
「八条百貨店ですね」
「あそこに行って水着を買って」 
 第一の目的のそれをというのだ。
「それでね」
「屋上で美味しいもの食べて」
「そうしてからね」
「本屋さんですね」
「行きましょう」
「わかりました」
 笑顔で話した、そして真昼はその話を夜空にもすると夜空は真昼にまさにという顔でこう言ったのだった。
「レシピの本欲しかったの」
「そうだったの」
「ええ、本を読みながら作るのが」
「夜空ちゃんよね」
「スマホでレシピ見てると」
 そうすると、というのだ。
「誤作動やって」
「おかしなことになるわね」
「ボタン押し間違えて」
 そうしてというのだ。
「画面消したりスマホにお水かかったり」
「そうなるわね」
「そうした心配あるから」
 だからだというのだ。
「それでね」
「レシピは本派ね」
「そうなの」
 こう姉に話した。
「私はね」
「それでよね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「本屋さん行くなら」
「レシピの本買うのね」
「エスニック料理のね」
「タイとかベトナムとか」
「東南アジアのお料理もいいから」
 だからだというのだ。
「それでね」
「夜空ちゃん作る時多いわね」
「パウチーがいいでしょ」
「コリアンダーよね」
 真昼はこの呼び方で話した。
「日本語はインサイね」
「あの癖のある香りがね」
「食欲そそるわね」
「勿論使うから」
 そのパウチーもというのだ。
「そうしてね」
「そのうえでよね」
「作りたいのよ」
「タイ料理やベトナム料理には欠かせないわね」
「イタリア料理やスペイン料理にはオリーブオイルが欠かせなくて」 
 そうであってというのだ。
「それでね」
「コリアンダー使って」
「作りたいから。そういえば」
 ここで夜空はこうも言った。
「佐京君と白華ちゃん好き嫌いないわね」
「幸雄さんもね」
「十勇士のお家の人達ってね」
「だってね」
 真昼はその理由を話した。
「忍者は何でも食べないと」
「駄目よね」
「そうじゃないとね」
「困るわね」
「サバイバルもするから」  
 現代で言うそれもというのだ。
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