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スーパー戦隊超決戦
第三十七話 ドクターマンの決断その十一

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「仕事でな」
「勉強すること多いか」
「法律のこととかな」
「実際警官って勉強すること多いよ」
 陽川も伊賀崎に話した。
「何かとね」
「ただ犯人捕まえるだけじゃないんだな」
「色々な種類の仕事があるしね」
「それで法律のこともか」
「法律で動かないと駄目だからね」
 法律はというのだ。
「それでだよ」
「法律も勉強してか」
「やっていってるよ、だからね」
「俺達もか」
「そう、ギアのこともね」
「勉強して」
「そしてだよ」
 そのうえでというのだ。
「一緒に戦おう」
「ああ、皆でな」
「そうしような」
 こう話してそうしてだった。
 戦隊の面々はギアも含めたそれぞれの組織についても調べ学んでいった、そうしてそのうえでだった。
 彼等は戦いに向かおうとしていた、そしてドクターマンはというと。
 それぞれの組織の面々とザンギャックの旗艦の中で会っていた、そうして彼等に対して真剣な顔で語っていた。
「結論が出た」
「そうか」 
 ギルが応えた。
「ではそれを聞かせてくれ」
「うむ」
 一言で応えた。
「それではな」
「そしてその返事だが」
「私達も戦う」
 これが返事であった。
「諸君等と共にな」
「そうしてくれるか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「戦隊の者達と全力でぶつかろう」
「それではな」
「そしてだ」
「勝つな」
「共に勝利を祝おう」
 こうも言うのだった。
「是非な」
「それではな、ではこちらに全員で来てくれるか」
「そうさせてもらう」
 是非にというのだった。
「これからな」
「そうか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだった。
「戦隊の諸君に手紙を送る」
「そうするのか」
「礼儀としてな」
 それでというのだ。
「そうする」
「そうするか」
「これまでよくしてもらったことも事実だからな」 
「恩義は忘れないか」
「そうだ」
 ギルにその通りだと答えた。
「そうしていいな」
「見事だ」
 ギルはドクターマンの今の考えを素直に賞賛した。
「そのことを聞いて尚更思った」
「どう思ったのだ」
「貴殿が仲間になってくれてよかったとな」
「そうなのか」
「高潔な行いだ」
「そうだな」
 牙鬼もその通りだと頷いた。
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