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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
黒き森の魔狼
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して盟友一文字隼人と共にショッカー、ゲルショッカーと戦いこれを壊滅させる。それからは世界各地で悪の組織と戦い続けた伝説の戦士である。またの名を仮面ライダー一号という。
 「貴様、ローマで足止めを受けていたのではなかったのか」
 「貴様等がいくら奸計を用いようともライダーは必ず貴様等の野望を打ち砕く!」
 「おのれ、その減らず口を二度と言えぬようにしてやる。かかれ!」
 オオカミ長官がスティックを振るうと戦闘員達が襲い掛かってきた。本郷はバイクから跳び降りると戦闘員達と向かい合った。
 「ギィッ」
 奇声をあげ戦闘員達が来る。一人目が拳を出すと本郷はそれを横から取り投げ飛ばす。そして二人目の腹に蹴りを入れ三人目をフックで倒す。その圧倒的な強さを目の当たりにし他の戦闘員達が怯んだのを見て滝とルリ子が今まで掴まれていた腕を思いきり振り動かした。そして自由になると彼等を倒し捕われていた人達を救出した。
 「本郷、捕まっていた人達は全て解放したぞ」
 「よし。滝、ルリ子さん、皆を安全な場所へ」
 「解かった」
 「了解」
 二人は解放した人達を連れて後退してゆく。後には本郷とオオカミ長官が残された。
 「おのれ本郷猛、よくも捕らえた人間共を」
 「貴様等の計画は先程聞かせてもらった。その狂犬病のビールス、必ず叩き潰してやる。オオカミ長官、覚悟しろ」
 「ククク、俺を誰だと思っている」
 指差す本郷に対しオオカミ長官は不敵に笑った。
 「俺はデルザーきっての知略の持ち主と言われた男、こういう時の備えは常に用意している」
 「何っ!?」
 「出でよ我が眷属、狼軍団よ!」
 そう言うと右腕を大きく掲げた。すると手にしたスティックが白く輝き本郷の回りを取り囲む様に五つの火柱が立った。
 「むぅっ!?」
 その五つの火柱は全て怪人であった。ゲルショッカーの電気怪人クラゲウルフ、デストロンの吹雪怪人ユキオオカミ、ブラックサタンのガス怪人奇械人オオカミン、ネオショッカーの音波怪人オオカミジン、ドグマの刺客怪人ロンリーウルフの五体の怪人である。
 「馬鹿な、復活してきたというのか」
 「ハハハ、その通りよ。貴様を倒す為に地獄から甦ったのだ。そして見よ、本郷」
 スティックで月を指し示す。
 「我等狼一族は満月にこそその力を発揮する。如何に貴様とて適うまい」
 「クッ・・・・・・」
 「やれぃっ!」
 オオカミ長官の号令一下五体の狼怪人達が襲って来る。本郷も応戦するが怪人が相手では分が悪い。しかも五体である。
たちまち劣勢となってしまった。
 「まずい、このままでは・・・・・・」
 「さあ、止めだ!」
 ロンリーウルフが右手に持つ剣を横に一閃させる。本郷はそれを後ろに跳びかわす。空中で後ろに大きく宙返りした。
 怪人達と
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