暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
黒き森の魔狼
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ジェリアに渡った。
 その地で何をするわけでもなかった。帝政ロシアはもうなく彼はそこで無為の日々を過ごしていた。その彼を誘う者がいた。首領であった。アフリカで暗躍する秘密結社ゲルダムに彼を誘ったのである。
 彼はそれに従った。他にする事も無くまた戦えるのならば彼に異存は無かった。その組織の最高幹部となった。そしてショッカーと合併しゲルショッカーが結成されると彼は日本支部長となり辣腕を振るった。冷酷非常な戦略家であり仮面ライダー一号、二号と死闘を繰り広げた。だが最後はダブルライダーの前に敗れ組織を讃え散っていった。その彼が今再びライダーの前に姿を現わしたのである。
 「ブラック将軍、復活していたのか」
 「悪ある限り我等も不滅だ。永遠にな」
 そう言って口の端を歪めてみせた。
 「ライダー、貴様にはここで死んでもらう。作戦成功の為にな」
 将軍の後ろに控えていた二体の怪人が出てきた。ゴッド悪人軍団の吸血怪人ヒルドラキュラとジンドグマのスプレー怪人スプレーダーである。ユキオオカミも階下へ跳び下りてきた。
 「ヒルドラキュラはユキオオカミと共にライダーを倒せ、スプレーダーはウィルスを全て集めよ」
 オオカミ長官の指揮の下三体の怪人は動く。ライダーはスプレーダーを押さえようとするが他の二体の怪人に阻まれ思うように動けない。
 「まずい、このままでは」 
 ユキオオカミとヒルドラキュラの連携攻撃は巧みであった。一方が攻撃し一方が阻む。その間にもスプレーダーはウィルスを集めている。
 「オオカミ長官、ウィルスは全て集め終えたぞ」
 ブラック将軍が言った。
 「よしならば計画は無事続けられるな」
 オオカミ長官は満足そうに頷いた。
 「この基地は廃棄、撤収するぞ」
 「待て!」
 ライダーはシャッターの中へ入ろうとする長官と将軍を追おうとする。だがその前にユキオオカミとヒルドラキュラが立ちはだかる。
 「くっ・・・・・・」
 シャッターは完全に閉じた。その奥から二人の叶笑が聞こえてくるようだ。歯噛みするライダーに息をつかせず二体の怪人が襲い掛ってくる。 
 「スノォーーーーッ」
 ユキオオカミが拳を繰り出す。ライダーはそれを受け止め逆にライダーチョップを連続で浴びせる。そして地に投げ落としライダーパンチをみぞおちへ叩き込む。
 ヒルドラキュラに対しては腹に連続してキックを入れた。そしてその延髄にソバットを直撃させた。
 「アオーーーー」
 怪人はゆっくりと前へ倒れていった。そしてそのまま動かなくなった。
 「時間が無い。急ぐか」
 出口へ踵を返したその時だった。何かがライダーの右足を掴んだ。
 「くぅっ!」
 それはユキオオカミだった。虫の息ながらも最後の力をもってライダーを離さない。
 「くっ、しまった・・・・
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