暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊総決戦
第八話 古都でその十一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「ガンガンだ!すっげえ強い!」
「我等は神」
 そのダゴンの言葉だ。
「人の相手になる存在ではない」
「神が何だってんだ!」
 こう言いはするゲキレッドだった。
「人間を舐めるな!」
「確かにン=マ様を倒したことは見事」
 ダゴンもそれはわかっていた。杖を上から振り下ろしそれでゲキレッドを打とうとする。だがゲキレッドはそれを受けてみせたのである。
「しかしだ」
「しかし?」
「今度は遅れを取ることはない」
 強い意志での言葉だった。
「何があろうともだ」
「聖杯は渡さない!」
「おやおや、強気だねえ」
 ゲキイエローはメデューサと闘っている。拳と蛇が打ち合う。
「けれどそれだけであたし達を倒せると思っているのかい?」
「遅れを取ったりはしない!」
 言いながら浴びせ蹴りを出す。しかしそれはメデューサに受けられてしまったのだった。やはり神の力はかなりのものである。
「くっ・・・・・・」
「腕は見事だよ。けれどね」
「けれど」
「それだけで勝てるものじゃないんだよ」
 言いながらであった。ゴーゴンの攻撃が放たれる。ゲキイエローも苦戦していた。
 京都での戦いは十冥神の力が大きかった。戦隊の面々はそのまま押されていく。それは彼等も認識せざるを得なかった。
「まずい、このままじゃ」
「負ける・・・・・・」
「聖杯も」
「じゃあ聖杯は僕ちん達もものだね!」
 サタラクラがいつもの明るい声で言う。
「やあ、めでたいめでたい!」
「そうだな。まだ京都にあるとわかったわけではないがだ」
 サーガインも言う。彼はゲキブルーと闘っている。
「しかし。この連中を倒せばだ」
「かなり楽になるよ」
 フラビージョはハリケンブルーと闘っている。やはりフラビージョは彼女と闘うのだった。
「おかげでね」
「やられてたまるものですか!」
「やられなくても暫く入院して大人しくしやがれ!」
 ヤバイバが言う。
「おかげで俺達がやりにくいだろ!」
「そうよ。他オルグの邪魔はするなって先生に言われなかったのかしら」
「そんなの言われるか!」
「何よ他オルグって!」
 今度は彼等が突っ込まれた。
「全く。訳がわからないっていうか」
「全く」
「ふん、とにかくだ」
「はじめて私達が戦いを有利に進めているんだから」
 ツエツエは何気に情けないことを言う。
「このままやらせてもらうぜ!」
「覚悟しなさい!」
「確かにな。このままじゃ」
「やられる」
「どうすれば」
 誰もが危機を感じた。だがここでまた。
「待て!」
「私達もいるわよ!」
「えっ!?」
「今度は一体」
「星を護るは天使の使命!」
 こう言ってであった。新たな戦士達が出て来た。戦いはさらに混沌とするのであった。



[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ