第八十七部第四章 首相官邸にてその三十六
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「それだけ甘いものを食べて糖尿病にならないか」
「糖分の過剰摂取だからですか」
「そう言われますが」
「それはやはり」
小柳は金がどうしてこの時代、甘いものは糖分を出来るだけ抑えて甘さを際立たせる様に技術が進んでいてもやはり問題となることのことで問題ないのかと答えた。
「日々運動もされていますね」
「はい」
金は即座に答えた。
「運動不足とストレス解消と」
「気分転換ですね」
「学生の頃は部活」
「テニスをされておられたそうで」
「そちらで日々汗を流し今も」
社会人になってもというのだ。
「ジムで汗を流しています」
「そうされていますね」
「それで運動量はかなりで」
特に自転車でのそれを多くしている。
「それと常に自分から動く様にしています」
「それもまた運動ですね」
「ですから」
そうしたことをしてというのだ。
「そのことがあって。そして常に頭を動かしていますと」
「そこからもカロリーを消費しますね」
「そうなっていて」
それでというのだ。
「糖尿病にはです」
「なっていませんね」
「今も。健康診断をしましても危険な域までは」
糖尿病になるまではというのだ。
「至っていません」
「それは何よりですね」
「逆に私はお酒も糖分の少ないものが好きで」
それも非常にだ。
「ご飯やパンも食べますが」
「そちらも然程ですか」
「糖分はお菓子や果物からで」
そしてお茶やコーヒーに入れる砂糖や蜂蜜である。
「そのお陰で」
「糖尿病にならないですか」
「そうかと。逆に甘いものを食べないと」
どうしてもというのだ。
「体調が思わしくありません」
「運動とお仕事と。それに」
小柳は金自身の言葉を聞いて述べた。
「元々の体質でしょうか」
「糖分をかなり必要としますか」
「そうして糖尿病になりにくい」
もっと言えば金はスタイルもいい、すらりとしたそれからも人気がある。
「そうした体質でしょう」
「だからですね」
「はい」
まさにというのだ。
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