第八話 古都でその七
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「ですが」
「ですが?」
「あちらがどう来るかは別です」
このことを言ってにんまりと笑ってみせたのであった。
「そして貴方達がそれをどう受け取られるかもです」
「おいおい、つまりは俺達の解釈次第かよ」
「そういうことだな」
「私は貴方達の考えまで強制することはできませんので」
また言った。何処までも彼等の側に立った言葉である。
「ですから」
「よし、よくわかったぜ」
「そういうことならだ」
二極神の二人は意識して乗ることにした。そうしてだった。
ダゴンもそれを見てだ。言うのであった。
「ふむ。二極神の貴方達がそう言うのなら」
彼もまた意図的だった。そうして自分の思う方向に話を進めるのだった。
そのうえでだ。戦隊の面々を見据えて言ってきた。
「ではいいな」
「それじゃあ僕も乗るかな」
「俺は最初からそのつもりだ」
ワイバーンとィフリーとはその手に持っている彼等のそれぞれの獲物を構えながら言ってきた。
「久し振りに生き返れて機嫌がいいし」
「楽しくやらせてもらうぜ」
「俺もだ」
サイクロプスも銃を構える。
「この勝負、面白くなりそうだ」
「僕も参加させてもらおうかな」
トードも乗る。
「メデューサはどうするの?」
「そんなの答えるまでもないね」
彼女の返答はこれだった。
「もうね」
「よし、じゃあな!」
「十冥神はそれで決まりだ」
ドレイクとスレイプニルがそれで決めた。その決定を見てマジシャインが一同に告げる。
「皆、気をつけてね」
「気をつけて?」
「物凄い気配なのはわかるけれどそんなに」
「うん、十冥神の中でも二極神はとりわけ強力なんだ」
「その力は尋常なものじゃない」
マジグリーンも言う。
「だからな。気をつけてくれ」
「勿論他のもかなり強いから」
今度はマジピンクが話す。
「正直こんなところで出て来るなんて思わなかったわ」
「いや、それでも出て来たからにはよ」
ゴーオンレッドがこう返す。
「戦うしかないだろ」
「その通りっす」
ゴーオンブルーもそれに賛成する。
「相手が神様だろうと何だろうと聖杯を渡すわけにはいかないっすから」
「他の皆の意見は?」
マジシャインが一同に問う。
「彼等とも戦うのかい?十冥神と」
「勿論ですよ」
「それしかないでしょ」
皆の言葉はこれだった。
「相手が何にしても戦わないといけないし」
「聖杯を渡すわけにはいかないから」
「そうだね」
マジシャインは彼等の言葉を聞いて静かに頷いた。
「それじゃあこれで決まりだね」
「その通りだ」
デカマスターも言う。
「それではだ。全員で戦うぞ」
「はい、それなら」
「これで」
こうしてだった。全員で戦いに向かう。それぞれ
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