第二章
[8]前話
フラニーは施設からローズ=リンジー茶色の長い髪の毛と黒い瞳を持つ整った外見の女性夫と一緒にハンバーガーショップを経営している彼女の家に迎えられた、すると。
「息子さんともですか」
「はい、仲よくなりまして」
リンジーは自宅に来て様子を伺いに来たボーマンに笑顔で答えた。
「毎日一緒に散歩しています」
「そうですか」
「それにです」
「ワン」
「ワンワン」
見ればだ、フラニーは黒垂れ耳の大型の雄犬と庭で遊んでいる。リンジーはボーマンと一緒に彼等を見つつそのうえで話した。
「フランクといいますが」
「先住犬ですね」
「あの子とも仲よくなりまして」
そうなりというのだ。
「毎日とてもです」
「幸せですね」
「笑顔でいます」
「それは何よりです、施設だと悲しそうだったので」
「笑顔でいられるなら」
「私も嬉しいです、では」
「それならですね」
「はい、これからもお願いします」
「ずっと一緒に幸せでいます」
リンジーは笑顔で応えた、そうしてだった。
ボーマンはこのことをネットで宣伝するとこの話を聞いた誰もが頷いた、彼はその状況を見て同僚に話した。
「本当によかったですよ」
「あの悲しそうだったフラニーが幸せになって」
「はい、そうなって」
それでというのだ。
「僕も嬉しいです」
「ですね、じゃあ他の子も」
「フラニーみたいに幸せになってもらう為に」
「頑張りましょう」
「そうしていきましょう」
笑顔で言葉を交えさせた、そうしてあらためて施設で活動していった。どの子もフラニーの様に幸せになってもらう為に。
シェルターではなく家に 完
2024・11・20
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