第三千七百七十六話 キューバの推察
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第三千七百七十六話 キューバの推察
キューバは日本に難しいお顔で言いました。
「豊臣家は子供が少ない家系や」
「やはりそう思われますか」
「少なくとも秀吉さん、秀長さんはな」
「お子さんがおられないですね」
「それでや」
難しいお顔のままさらに言います。
「茶々さんとの間のお子さん達はな」
「実は、ですね」
「秀吉さんのお子さんやないんちゃうか」
「そのことは当時から言われていまして」
日本は暗いお顔になって答えました。
「秀頼さんの背は一九〇でした」
「今でもかなり大きいな」
「実は秀吉さんは当時では中背で」
よく言われる小柄ではなかったというのです。
「一五八程でした」
「あまりにも違い過ぎるな」
「お顔立ちも似ていませんでした」
「秀吉さん言うたらお猿やな」
「秀頼さんは違いました」
「ほなな」
もうそれはと言うキューバでした、秀頼さんは実は秀吉さんのお子さんではないのではないかというのです。
第三千七百七十六話 完
2024・11・21
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