暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊総決戦
第八話 古都でその五
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「天空、シノビチェンジ!」
「何っ!?」
「この声は!」
 今の声に驚いたのは戦隊側の面々だった。
「誰だ!?」
「一体!」
「ハローエブリバディ!」
 あの声だった。緑のヘリと共に来る。
「シュリケンジャー参上!」
「ちょっと、一番目立つってどうなのよ!」
「美味しいところ取りとはいい度胸ね」
 フラビージョとウェンディーヌが颯爽とヘリから飛び降りたシュリケンジャーに対して忌々しげに叫んだ。
「折角私達も暗黒七本槍の名乗りを挙げようと思ったのに!」
「この勢揃いのね!」
「そんなのあったのか?」
 シンケンレッドが少し驚いた調子で彼等に問い返す。
「初耳だぞそりゃ」
「当然よ。昨日考えたばかりなんだから」
「京都の街を観光しながらね」
 つまり遊びながら考えていたのである。
「それで考えた勢揃いの名乗り」
「見せてやりたかったけれどね」
「いや、そんなの別にいいんちゃう」
 シンケンイエローは何でもないといった調子で返した。
「時間も無駄にかかりそうやし」
「何よ、無駄って」
「人の努力を笑う奴は努力に泣くわよ」
 それを言うフラビージョとウェンディーヌだった。
「私達だって努力してるんだから」
「それも必死にね」
「それは凄いことだけれど」
 ガオホワイトもそれは認める。
「けれどポイントをかなり間違えてない?」
「間違えてるってものじゃないだろ」
 ガオレッドも首を捻っている。
「それって」
「勘違いだな」
「そうね」
 ゴーオンゴールドとゴーオンシルバーはそれだと指摘する。
「とにかくだ。また戦うことになるな」
「それならやるわよ」
「だあっはっはっはっは、それなら明るく楽しく!」
 サタラクラが騒がしく語る。
「僕ちん達も頑張って聖杯を見つけるからね!」
「いやいや、お待ち下さい」
 しかしここでだった。ロンが出て来たのだった。
「ここはです」
「うむ、久し振りじゃな」
 ガジャが彼に応える。
「何か見なかったが元気か?」
「勿論です。今度はです」
 ロンはいつも通り慇懃に応えながら前に出て来た。
「あらたな友人達を御呼びしました」
「誰だそれ」
 ゴーオンレッドはそれを聞いて首を傾げさせるのだった。
「まだいるのか?誰かよ」
「ヨゴシマクリシュタインっすか?」
 ゴーオンブルーは彼ではないかと思うのだった。
「キレイズキーとか。そういう奴なら出て来るかもっす」
「いえいえ、そうした方々ではありません」
 ロンはそれは否定するのだった。
「ですから御安心下さい」
「じゃあ誰なんだい?」
 それを問うたのはボウケンブルーだった。
「色々候補者がいるみたいだけれど」
「はい、それはです」
 そしてであった。その彼等がであっ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ